東京ハーフマラソン / あと57.805km

GARMINのGPSランニングウォッチで走る50代マラソンランナーの雑記。サブ3、エイジレコードを維持するのが目標。

【第37回つくばマラソンレースレポート 起】

起きたのは3:15だ。

寝過ごすことのないよう目覚ましをセットしておきたかったので、いつもレース前日そうするように家族が寝る2階の寝室ではなく、1階リビングのソファで寝ていた。

アラームを止めて、仕度をしながら朝食にする切り餅を5個茹でた。普段はトースターで焼いていたのだが、切り餅のパッケージに鍋に水と餅を入れて火にかけ沸騰したら火を止めて2分おくという茹で方が載っていたのでやってみた。柔らかくなって良い感じだ。これに醤油をつけて海苔で巻いて磯辺焼き(焼きではないが)にしたものをタッパーに詰めてつくばエクスプレスの車内で食べることにした。

準備を終えて玄関を出たてはっと思い出した。イヤホンを忘れた。電車内でiPhoneに入っている音楽を聞いてリラックス&気分の盛り上げをしようと思っていたのだが、前日の準備ではすっかり抜けていたのだ。一度出た玄関から再度家に入ったが、そこでさらなる落ち度に気がついた。

そもそも、Bluetoothイヤホンを充電していなかったのだ。有線のイヤホンもあるが、iPhone7なのでイヤホンジャックはない。Lightning変換アダプタを介せば良いのだが、それを探している時間はない。

仕方がないので、音楽は諦めることにして家を出た。

 

最寄り駅の始発で秋葉原に向かう。

秋葉原駅の乗り換え時間にトイレを済ませ、無事目的の列車に座ることが出来た。

朝早く出たのは、コインロッカーを確保したかったからだ。去年の水戸黄門漫遊マラソンでその便利さ(荷物預けの列に並ぶ必要がなく、いつでも好きな時に何度でも出し入れ可能)を知り、他の大会でもあれば良いのにと思っていたところ、つくばにもあることを知り出来るだけ早く会場に行くことにしたのだ。

つくばエクスプレスの車中で予定通り持参の餅をゆっくりと咀嚼しながら食べ、大会案内を眺めた後、眠れはしないと分かっているが少しの間目を瞑って休むことにした。

 

実はこの時点でまだ迷っていることが一つあった。

「研究学園」駅で降りて会場までのシャトルバスに乗るか、それとも「つくば」駅まで行って歩くか決め兼ねていたのだ。

シャトルバスの方が座って行けるし、乗ってしまえば当然早いのだが、どれ位の列が出来ているか分からない。最寄り駅の始発に乗ったものの「研究学園」駅に着くのは6:25だ。大会案内には6時から運行と書いてあるので、その時間にはある程度乗車する人が集まっているはず、6:25でどれ位の並ぶのか?

結局、この寒さの中を30分歩くのも辛いと思い、「研究学園」駅で降りてシャトルバスに乗ることにした。そう決めたところで、もう一つ忘れ物に気づいた。小銭入れだ。

カードなどが入った長財布は持ってきたくなかったので、お札を追って定期入れに入れたのは良いが小銭入れは別に持ってくるべきだった。シャトルバスはSuicaで乗れるので良いのだが、コインロッカーは流石にコインが必要だろう。水戸黄門漫遊の時はリターン式でもなく全くコインは不要だったのだが、今回もそうとは限らない。駅で降りたら売店で何か買って小銭を作るか、シャトルバスの代金を現金で払うかだ。

以前、つくばのレースレポを読んでいた時に、現金よりSuicaの列の方が進みが早いということが書いてあったので、やはり売店で小銭を作ることにした。

列車を降りて改札を抜けると正面にコンビニがあったので、そこでミントを買って小銭を作り、急いでシャトルバスの列に並んだ。

列はある程度の長さがあったものの、止まることなくスムースに進みながら途切れなく来るバスに乗車しているようで、ストレスなく乗ることが出来た。

バスでは座っていたかったので、一台見送って次のバスに乗って座ることにした。席について車窓からみると、ずらっとバスが連なっている。この時間なら、「研究学園」駅下車で正解だったようだ。

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会場についたら、すぐにコインロッカー確保に向かう。

会場案内図はよく見ておいたが、会場に入ってすぐに係りの方に「コインロッカーはどこですか?」と訪ね、指された方に向かう。

あった。

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流石に水戸黄門よりも随分と数が多い。

でも、出場者数を考えると早くに埋まってしまうのではないだろうか。

自分が到着した時間(7時前?)では、まだまだ余裕があったので、無事確保。つくばのロッカーも無料だった。

荷物を入れて、向かい側の更衣室の中を確認する。

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当然まだ充分にスペースはあるが、一応コインロッカーに入れた自分の荷物からタオルとポカリスエットを出して、更衣室内にスペースを陣取っておいた。

寒いので着替えるのはもっと後にして、先ずは一度トイレに行っておく。

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もちろん、この時間では並ぶ必要はない。

 

次にスタート地点を確認しに行く。

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自分にとっては初のウェーブスタートだが、どのあたりに陣取れるだろうか?

更衣室の方に戻りながら、ゴール地点も確認する。

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そういえば、つくばは距離表示板の下にランナーに向けたひと言が書いてあるのだった。42kmは、「ゴールの扉を開く鍵はお前の心の中にあるんだ」か、正直よく意味が分からない。「お前」呼ばわりもどうかと。もっとも、42kmまで来ていれば、あまりこの言葉の力を借りなくても行けるだろう。

そしてゴールゲートも遠目に拝む。

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果たして、ここを潜ることは出来るのか?

今回は駄目な場合もあるとは思っているのが、正直なところだ。

 

ロッカーのところに戻り荷物を出して更衣室で着替える。

走る格好の上から、ジャージやオーバーパンツを着て防寒し、トイレに向かう。

今度はしっかり列が出来ている。

いくつかのレースレポで言及されているのを読んでいたが、今年も列は個室毎に出来ていてフォーク並びでは無かった。トイレの設置は前掲の写真のように横に長いので、一本では無理でも5個位づつに1列で並んだ方が良いかと思う。

残念なことに自分の並んだ列は進みが遅かったので、尚更そう感じた。

並んでいるうちにチームはてブロの集合時間が迫ってきたが、なんとかギリギリ間に合った。

びあーさん(id:beer_beer)、ごいさん(id:goisan)、furuhonya(id:furuhonya)さんがいらしていて、そこに青豆さん(id:miumiu3432)と応援のはりゆうさんが加わって、シューズ円陣。

自分は慌てていたので、スマホをロッカーに入れっぱなしだった。せっかく早く来てロッカーを確保したのに、こういう時に入れっぱなしではあまり意味がない。

 

エールを交換して、それぞれの準備に。

自分はロッカーに戻ってジャージを脱ぎ、シューズをレース用に履き替えた。

今回はNIKEのズームフライだ。

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Breaking2のカーボンプレート入りのヴェイパーフライ4%の方ではなく、カーボン混のナイロンプレートの方だ(正確にはBreaking2で使用されたのは非売品のヴァイパーフライエリート)。

ヴェイパーフライ4%の方は流石に買えなかった。厚底でありながらレースシューズとしての軽さを実現するため、随分と“肉抜き”されているようで、耐久性がなくフル2、3回の寿命という話もある。ズームフライとヴェイパーフライ4%を入手した人のブログに掲載された写真を見て、これはヴェイパーフライ4%の寿命が短いというのも頷けた。

www.photoclip.net

そこで、同じコンセプトで作られたズームフライの方でも、4%とは行かなくても2%くらいの効果は期待できるんじゃないかと思って買って見たのだ。

このシューズで期待したいのは、バネのような押し出しと厚底サポートによる疲労軽減だ。どちらかというと瞬発力よりも疲労軽減で終盤の粘りが効く走りができれば嬉しい。一度、練習でハーフを走った時は良い感じで走れたが、30km以上走って見ないと分からない。一抹の不安は重さだ。ヴェイパーフライ4%の方は前述の肉抜きで184g(メンズ28cm)と他のレースシューズと遜色ない軽さ(adidas adiZERO takumi sen BOOSTが170g)なのに対し、ズームフライは248gとちょっと重いのだ。場合によっては、厚底の効果よりも重さが終盤疲れた足に響いてくることも考えられる。

全シーズンまで使っていたtakumi sen BOOST(初代)を使うのが安全圏ではあるが、やはり試してみたかったので、ズームフライに決めて持ってきていた。

準備を終えて、スタートブロックに向かう。

やはりウェーブスタートの効果はあるようで、着いたのはスタート30分前くらいだと思うがAブロックでもそんなに混んではいない。周りのランナーは座って待っている人が多く、最初は立って足踏みをしていた自分もまだ時間はあるので座って待つことにした。

寒さは思っていたよりはましだった。スタート時は相当寒いということが分かっていたので、ビニール袋に穴を開けたポンチョとTシャツには腹と背中に貼るタイプのカイロを貼り付けておいた。

10分くらい前になると、皆立ち上がって待つようになった。

そして、1分前…10秒前(20だったか?)とコールがあり、号砲と共にいよいよレースがスタートした。

前日も休足【前日 第37回つくばマラソン】

いつもはレース前日に少しだけ走るが、今日は走ることが出来なかった。

不足していた補給食やワセリンを買い足して、なんとか準備は終わった。

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明日ははてブロTのデビュー戦になる。

いつものペースチャートは数日前に作っておいた。

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今回は、全く勝負出来る状態にはなっていないが、いつものようにプランBやCはない。

当面最後のレースなので、悔いのないよう無理でも目標は高く行く。