東京ハーフマラソン / あと57.805km

GARMINのGPSランニングウォッチで走る50代マラソンランナーの雑記。サブ3、エイジレコードを維持するのが目標。

【第37回つくばマラソンレースレポート 承】

承認欲求かも知れない。

マラソンを走るのも、こうしてそれをブログに書き起こすのも。

100%それが原動力という訳ではないが、かなりの部分を占めていると正直に思う。例えば、世の中に名前というものが無く、他に個を識別する手段もなかったら、果たして自分は走るのだろうか(この承認欲求ということを認識したのは、まだSNSなんてない時代、森博嗣さんの「幻惑の死と使途」を読んだ時だ)。

幸いにも、名前があって記録と紐づけられる世界に生まれた自分は、今日も自ら42kmの道のりを走り始めた。

 

これまで明確に触れていなかったが、今回のレースの目標はサブ3だ。

練習量からすれば当然無理。何せ1月から11月の終わりのレース前日までの総走行距離は998.89km、月平均90.8km、月100kmも走っていない。

ただ、今年最後の、いや、当面最後のレースとなるこのつくばマラソンを今出来るベストタイム(サブ3.5?3時間40分?サブ4?)で完走しても満足感は得られないと分かっていた。

レース数日前に作ったペースチャートはこれだ。

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最後の1kmはウェーブスタートとはいえ、混雑も想定し、アップと捉えて4:45のペース。

その後、5kmまでは4:20、5kmを過ぎたら40kmまでずっと4:10で巡航、40kmを超えたら2kmは4:05に上げて最後の195mは全力ダッシュという設定だ。

 

スタート〜5km

最初の1kmはゆっくり入る意識はしていたものの1kmのラップ音でGARMINを見ると、4:07。初っ端からやってしまった。やはり周りのペースに飲み込まれてしまう。

意識して少しペースは落とし2kmは4:13に戻したものの、3〜5kmは4:10を切るペースになってしまった。練習では短い距離設定でもキツく感じるペースなのに楽々と行けてしまうのがレースの力であり、怖さでもある。正に魔力、レースマジックだ。

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5km〜15km

5kmを過ぎたので、予定通りの4:10をターゲットに時々GARMINを確認しながら走る。

この辺りになると、周囲がほぼ同じペースのランナーで安定してくる。4:10で走ってるつもりが、GARMINを見ると4:05(GARMINのリアルタイムペース表示は5秒刻み)で、少しペースを落としたりするが、しばらくするとまた4:05や4:00になっていたりする。どうやら、周囲は4:00〜4:05をターゲットに走っている感じだ。

本来は周囲のペースに飲み込まれず、ここでしっかりペースを落として行くのが正解だとは分かってはいるものの気持ち良く走れているので、どうしてもこのペースで走ってしまう。

6km4:04、7km4:02、8km4:05できてしまった。9kmの給水所の手前で最初の補給、MEDALISTのAMINO DIRECT 5500をとる計画だったので少し手前でポケットから出して飲もうとしたら、既に給水所が目の前に迫っていた。

慌ててカップを取って中身がこぼれないように上部を潰して持ちながらAMINO DIRECTの封を切って、なんとか口に入れてカップのアミノバリューも飲んだ。補給計画はしっかり守りたいと考えていたので、無事補給できてほっとした。

既にゴミバケツの置いてあるエリアは過ぎてしまったので、仕方なく次の給水所までカップはそのまま持って走ることにした。

そんなこんなで9kmはちょっと遅れて4:09で通過。いや、遅れたのではなくこれが計画通りのペースだ。

以降、10km3:59、11km4:00、12km4:11、13km4:02、14km4:02、15km4:09kmとほぼ4:00〜4:10くらいで走ってしまった。ここまできたら、このまま4:00〜4:10の範囲で行けるところまで行くことにした。今年に入って練習で30km走ったのはたったの1回、どうせ後半は未知数なのだ。

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15km〜21km

15kmの給水所手前で2度目の補給、ここでもAMINO DIRECT 5500をとる。今度は少し早めに準備をして無事摂取成功。

前回フルマラソンを走った時(第1回水戸黄門漫遊マラソン)の時は17〜20kmくらいが結構苦しかった記憶がある。それなりに距離を走ってきて、まだ折り返しにも達していない というところだ。

しかし、今回はあまり辛さを感じない。

ペースも16km4:03、17km4:07、18km4:04、19km4:02、20km4:07とほぼ維持できている。ひょっとして、今日は調子が良いかもしれない。実は昨日は少し気怠い感じがあったのだが、今のところどこにも不調は感じない。

うまく行けばサブ3いけるかもしれないと思い始めた。

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22km〜27km

中間点でタイムを確認すると、1:26:43。

水戸黄門漫遊の時は確か1:28台だったので、やはりオーバーペースで来てしまっている。

ハーフを超えた辺りから、周囲を走っている人たちで遅れていく人も出てきた。

自分も多少苦しい感じもしたが、まだペースが維持できないというところまではいかない。

27kmまではペースを維持した。

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【第37回つくばマラソンレースレポート 起】

起きたのは3:15だ。

寝過ごすことのないよう目覚ましをセットしておきたかったので、いつもレース前日そうするように家族が寝る2階の寝室ではなく、1階リビングのソファで寝ていた。

アラームを止めて、仕度をしながら朝食にする切り餅を5個茹でた。普段はトースターで焼いていたのだが、切り餅のパッケージに鍋に水と餅を入れて火にかけ沸騰したら火を止めて2分おくという茹で方が載っていたのでやってみた。柔らかくなって良い感じだ。これに醤油をつけて海苔で巻いて磯辺焼き(焼きではないが)にしたものをタッパーに詰めてつくばエクスプレスの車内で食べることにした。

準備を終えて玄関を出たてはっと思い出した。イヤホンを忘れた。電車内でiPhoneに入っている音楽を聞いてリラックス&気分の盛り上げをしようと思っていたのだが、前日の準備ではすっかり抜けていたのだ。一度出た玄関から再度家に入ったが、そこでさらなる落ち度に気がついた。

そもそも、Bluetoothイヤホンを充電していなかったのだ。有線のイヤホンもあるが、iPhone7なのでイヤホンジャックはない。Lightning変換アダプタを介せば良いのだが、それを探している時間はない。

仕方がないので、音楽は諦めることにして家を出た。

 

最寄り駅の始発で秋葉原に向かう。

秋葉原駅の乗り換え時間にトイレを済ませ、無事目的の列車に座ることが出来た。

朝早く出たのは、コインロッカーを確保したかったからだ。去年の水戸黄門漫遊マラソンでその便利さ(荷物預けの列に並ぶ必要がなく、いつでも好きな時に何度でも出し入れ可能)を知り、他の大会でもあれば良いのにと思っていたところ、つくばにもあることを知り出来るだけ早く会場に行くことにしたのだ。

つくばエクスプレスの車中で予定通り持参の餅をゆっくりと咀嚼しながら食べ、大会案内を眺めた後、眠れはしないと分かっているが少しの間目を瞑って休むことにした。

 

実はこの時点でまだ迷っていることが一つあった。

「研究学園」駅で降りて会場までのシャトルバスに乗るか、それとも「つくば」駅まで行って歩くか決め兼ねていたのだ。

シャトルバスの方が座って行けるし、乗ってしまえば当然早いのだが、どれ位の列が出来ているか分からない。最寄り駅の始発に乗ったものの「研究学園」駅に着くのは6:25だ。大会案内には6時から運行と書いてあるので、その時間にはある程度乗車する人が集まっているはず、6:25でどれ位の並ぶのか?

結局、この寒さの中を30分歩くのも辛いと思い、「研究学園」駅で降りてシャトルバスに乗ることにした。そう決めたところで、もう一つ忘れ物に気づいた。小銭入れだ。

カードなどが入った長財布は持ってきたくなかったので、お札を追って定期入れに入れたのは良いが小銭入れは別に持ってくるべきだった。シャトルバスはSuicaで乗れるので良いのだが、コインロッカーは流石にコインが必要だろう。水戸黄門漫遊の時はリターン式でもなく全くコインは不要だったのだが、今回もそうとは限らない。駅で降りたら売店で何か買って小銭を作るか、シャトルバスの代金を現金で払うかだ。

以前、つくばのレースレポを読んでいた時に、現金よりSuicaの列の方が進みが早いということが書いてあったので、やはり売店で小銭を作ることにした。

列車を降りて改札を抜けると正面にコンビニがあったので、そこでミントを買って小銭を作り、急いでシャトルバスの列に並んだ。

列はある程度の長さがあったものの、止まることなくスムースに進みながら途切れなく来るバスに乗車しているようで、ストレスなく乗ることが出来た。

バスでは座っていたかったので、一台見送って次のバスに乗って座ることにした。席について車窓からみると、ずらっとバスが連なっている。この時間なら、「研究学園」駅下車で正解だったようだ。

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会場についたら、すぐにコインロッカー確保に向かう。

会場案内図はよく見ておいたが、会場に入ってすぐに係りの方に「コインロッカーはどこですか?」と訪ね、指された方に向かう。

あった。

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流石に水戸黄門よりも随分と数が多い。

でも、出場者数を考えると早くに埋まってしまうのではないだろうか。

自分が到着した時間(7時前?)では、まだまだ余裕があったので、無事確保。つくばのロッカーも無料だった。

荷物を入れて、向かい側の更衣室の中を確認する。

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当然まだ充分にスペースはあるが、一応コインロッカーに入れた自分の荷物からタオルとポカリスエットを出して、更衣室内にスペースを陣取っておいた。

寒いので着替えるのはもっと後にして、先ずは一度トイレに行っておく。

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もちろん、この時間では並ぶ必要はない。

 

次にスタート地点を確認しに行く。

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自分にとっては初のウェーブスタートだが、どのあたりに陣取れるだろうか?

更衣室の方に戻りながら、ゴール地点も確認する。

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そういえば、つくばは距離表示板の下にランナーに向けたひと言が書いてあるのだった。42kmは、「ゴールの扉を開く鍵はお前の心の中にあるんだ」か、正直よく意味が分からない。「お前」呼ばわりもどうかと。もっとも、42kmまで来ていれば、あまりこの言葉の力を借りなくても行けるだろう。

そしてゴールゲートも遠目に拝む。

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果たして、ここを潜ることは出来るのか?

今回は駄目な場合もあるとは思っているのが、正直なところだ。

 

ロッカーのところに戻り荷物を出して更衣室で着替える。

走る格好の上から、ジャージやオーバーパンツを着て防寒し、トイレに向かう。

今度はしっかり列が出来ている。

いくつかのレースレポで言及されているのを読んでいたが、今年も列は個室毎に出来ていてフォーク並びでは無かった。トイレの設置は前掲の写真のように横に長いので、一本では無理でも5個位づつに1列で並んだ方が良いかと思う。

残念なことに自分の並んだ列は進みが遅かったので、尚更そう感じた。

並んでいるうちにチームはてブロの集合時間が迫ってきたが、なんとかギリギリ間に合った。

びあーさん(id:beer_beer)、ごいさん(id:goisan)、furuhonya(id:furuhonya)さんがいらしていて、そこに青豆さん(id:miumiu3432)と応援のはりゆうさんが加わって、シューズ円陣。

自分は慌てていたので、スマホをロッカーに入れっぱなしだった。せっかく早く来てロッカーを確保したのに、こういう時に入れっぱなしではあまり意味がない。

 

エールを交換して、それぞれの準備に。

自分はロッカーに戻ってジャージを脱ぎ、シューズをレース用に履き替えた。

今回はNIKEのズームフライだ。

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Breaking2のカーボンプレート入りのヴェイパーフライ4%の方ではなく、カーボン混のナイロンプレートの方だ(正確にはBreaking2で使用されたのは非売品のヴァイパーフライエリート)。

ヴェイパーフライ4%の方は流石に買えなかった。厚底でありながらレースシューズとしての軽さを実現するため、随分と“肉抜き”されているようで、耐久性がなくフル2、3回の寿命という話もある。ズームフライとヴェイパーフライ4%を入手した人のブログに掲載された写真を見て、これはヴェイパーフライ4%の寿命が短いというのも頷けた。

www.photoclip.net

そこで、同じコンセプトで作られたズームフライの方でも、4%とは行かなくても2%くらいの効果は期待できるんじゃないかと思って買って見たのだ。

このシューズで期待したいのは、バネのような押し出しと厚底サポートによる疲労軽減だ。どちらかというと瞬発力よりも疲労軽減で終盤の粘りが効く走りができれば嬉しい。一度、練習でハーフを走った時は良い感じで走れたが、30km以上走って見ないと分からない。一抹の不安は重さだ。ヴェイパーフライ4%の方は前述の肉抜きで184g(メンズ28cm)と他のレースシューズと遜色ない軽さ(adidas adiZERO takumi sen BOOSTが170g)なのに対し、ズームフライは248gとちょっと重いのだ。場合によっては、厚底の効果よりも重さが終盤疲れた足に響いてくることも考えられる。

全シーズンまで使っていたtakumi sen BOOST(初代)を使うのが安全圏ではあるが、やはり試してみたかったので、ズームフライに決めて持ってきていた。

準備を終えて、スタートブロックに向かう。

やはりウェーブスタートの効果はあるようで、着いたのはスタート30分前くらいだと思うがAブロックでもそんなに混んではいない。周りのランナーは座って待っている人が多く、最初は立って足踏みをしていた自分もまだ時間はあるので座って待つことにした。

寒さは思っていたよりはましだった。スタート時は相当寒いということが分かっていたので、ビニール袋に穴を開けたポンチョとTシャツには腹と背中に貼るタイプのカイロを貼り付けておいた。

10分くらい前になると、皆立ち上がって待つようになった。

そして、1分前…10秒前(20だったか?)とコールがあり、号砲と共にいよいよレースがスタートした。