親指の骨折で出場をどうするか悩んでいたつくばマラソンだが、新兵器を開発して出場することにした。
土曜日に整形外科を受診し、マラソンを走るなら接触や転倒で折れた骨の位置がズレないようにすることという指示を医師からいただいた。
テーピングで固定するというアドバイスもいただいたが、元々シーネ(添木)と包帯で固定はしているので包帯をより固定力がありそうなテーピングに変えるくらいが出来るところだろうか。正直それではあまり包帯と大差がない気がする。さらに安心出来る対策はないだろうか?
日曜日、何か指をガードする物を作るのはどうかとトイレに座った時に考えていた。
最初に頭に浮かんだのはダンボールで手首から先を覆ってしまう物。いやいや、それでは邪魔だし汗や蒸気でフニャフニャになってしまうだろう。そもそも強度が心許ない。ぶつかった時に簡単には変形しない強度が必要だ。
金属?重さや加工を考えるとアルミか?いや、そもそもそんな物を製作する時間はない。
プラスチック辺りが妥当だと思うが、100円ショップに行って何かしっくりくる物がないか探してみた方が早そうだ。
トイレを出てリビングに行くとソファの横にあった保湿用ローションの容器が目に入った。一昨日、娘が使ってほとんど空だった物だ。そこにいた娘に「これもう空?」と聞くと「うん」という返事。普段なら、ちゃんと捨てておきなさいというところだが、早速それを左手に当ててここだと思う所よりも少し余裕を持った所にマーカーで印を付けた。ハサミでそこをカットし、
中を洗って指にはめてみる。
ピッタリだ!
親指の周囲にクリアランスが確保される。
そして、ちょうど他の指で力を入れずに固定出来る。
さらに、これならペースチャートや補給タイミングのメモをここに貼り付けられるではないか。
こんなにタイミング良く適当な物が出現するとは。
早速、今朝のランニングに使ってみた。
今日は4km×3段のミニビルドアップにした。設定は4:30、4:15、4:05と弱気。本来ならテーパリングに入っている時期なのでここまでにとどめたという言い訳。
一応クリアして終了。
そして、指のガードの方もバッチリだった。ハサミで一回切っただけでここまでしっくりくる物が手に入るとは思っていなかった。
ということで採用決定。
名付けて(名前を付ける必要は皆無だが)、
守るくん1号
いや、これ1回でおしまいだから1号は要らないな。どうせならもうちょっと早そうな名前にしようか。
ヴェイパー守るくんネクスト
これで決まり。
ピンクには塗らない。