東京ハーフマラソン / あと57.805km

GARMINのGPSランニングウォッチで走る50代マラソンランナーの雑記。サブ3、エイジレコードを維持するのが目標。

ナイキ リアクト インフィニティ ランで怪我ゼロを目指す 使用レポート(1)

 

購入まで

先週の金曜日朝のランニング後、明らかに足底筋膜炎の症状と思われる痛みが出たので昨日までの11日間ランニングを休んだ。

痛みが出た一因には1700km以上使い続けたシューズの影響もあるかと思い、見た目ではまだ行けそうだと思いつつ新しいシューズを購入することにした。

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痛みが出たのが原因で購入するのだから、次のシューズは出来るだけ足に優しいものにしたかった。

決して今のシューズ(asicsのGT-2000)が悪い訳ではなく、単に使い過ぎただった。その性能には充分満足していたので同じ物でも良かったのだが、型落ちを探してもあまり安くなっているもは見つからなかった(あってもサイズが限られる)。

もう一つ気になっていたのが、「故障ゼロを目指す」と謳ったNIKEのリアクト インフィニティ ランだった。

www.nike.com

上の商品ページやいろんな方のインプレッションを読むとクッションが柔らか過ぎるのではないかという懸念はあったが、そもそもスピード練習は別のシューズを使うので、JOGやロングのランニング用としてはそれでも良い気がした。今使っているGT-2000だって、スピードを求めるシューズではない(フルマラソン完走を目指す位のポジショニングかと思う)。僕としては普段この重いシューズでし、レースの時にレースシューズの軽さをより実感できればという思惑もあって使っていたのだ。買った時の記事を読むと実測318gだ(ふと思い立って1700km走った後の重さを測ってみると306gだった)。

Nikeのリアクト インフィニティ ランはカタログ値で291g(28cm)なので、幾分軽くなるが、レースシューズ(ヴェイパーなら191g(27cm)、アルファなら210g(26.5cm))との差はそこそこあるので良しとしよう。

 

ということでリアクトを購入することにした。NIKE.COMで確認するとリアクト インフィニティ ランはおそらくまだ第一弾(まだ1年経っていないと思う)からモデルチェンジはされておらず、カラーバリエーションが短いサイクルで発売されているという状態のようだ。

初めの方に発売されたと思われるカラー3色は少し安くなっていたので、その中から選んで買うことにした。

 

届いたのがこれだ。

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いや、違う。これは娘のだ。

 

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クリムゾンレッド。

赤いシューズを履くのはおそらく人生初だ。

因みに重さは実測値で264gだった。

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実際の使用感

そして今朝、ゆっくり目のJOGで9kmほど走ってみた。

商品サイトで紹介されている3つの特徴ごとに使用感を書いておこう。

 

「増加したミッドソールのリアクト素材」

リアクト素材は柔らかさと同時に反発力があり、軽量なのに耐久性に優れているというランニングにとって今まで実現が不可能だと思われていた理想的なクッション素材。リアクト インフィニティは前モデルのエピック リアクトの時よりも、リアクトの素材を24%増やすことで、ランナーが求める柔らかなクッションを実現している。

初めてヴェイパーフライを履いた時のようなソフトな着地感を想像していたのだが、それは全くと言っていいほど感じなかった。今まで履いていたGT-2000のソールの減りをみるとよく分かるが、フォアフット着地で走っているので踵着地よりもソールのクッションを感じにくいのかも知れない。

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そう思って改めてインフィニティを確認してみたが、前足部のミッドソールも十分な厚さがある。必要以上に柔らかくないということだと解釈しておこう。

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横ぶれを防ぐ安定性

ミッドソールの幅を広げたことにより、着地から蹴り出しまでのプロネーションを制御し、安定した体重移動を可能にした。

安定感はあるのだとと思う。微妙な書き方だが、安定感があるというより不安定さを感じることはないという方が正確だ。シューズの重量がそこまでないので安定感を感じにくいのではないだろうか?少なくとも横ぶれをするようなことは無かった。

 

ロッキング チェアのようなソール

ソール形状がロッキングチェアのようになっており、着地から爪先で蹴り出すまでのスムーズな足運びを実現した。体重を微かに前に傾けさせ、かかとから中足部、そして前足部への体重移動を促し、ランナーに自然な推進力を与えてくれる。

これについては、リアクト素材のところに書いたように僕がフォアフット着地で走っているので、「かかとから中足部、そして前足部への体重移動」を促す「推進力」は得られなかった。試しに踵から着地して走ってみたが、踵のクッションは感じるもののロッキングチェア形状で自然に前に運ばれる感覚は得られなかった。即席で試したのでちゃんとしたフォームになっていなかった可能性は高い。踵着地の適切なフォームで走ればこの形状の恩恵を受けられるのかも知れない。

 

その他感じたこと

踵のホールドが少し甘いというところ。

シューズ全体のサイズは合っているのだが、走ってみると踵の部分の密着感がない。これは僕の足の形状によるものかも知れないが、他のシューズでは感じたことがなかったので、シューズの形状によるところも無くはないだろう。ヴェイパーやアルファの内側に付いているようなものがあると良くなる気がした。

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今度自分でスポンジでも挟んで走ってみようかと思う。今のままでも走るのに支障があるレベルではないのだが、こういう小さな違和感も出来るなら解決しておいた方が長く履き続ける(ただし1700kmも走らない!)ことを考えると良いだろう。違和感をカバーする為にフォームが崩れたり、別なところに余計な力が加わり続けるようなことが無いようにしたい。

 

最も重要な「怪我ゼロ」

僕がこのシューズに期待するのは最終的にはこの点だ。

極端な話、推進力は無くても良い。レースシューズではないので、フォームや筋力で自分の推進力を上げることこそ必要なのだから*1

今日は9kmしか走っていないのでまだ何とも言えないが、少なくとも先々週の金曜日に走った後に生じた痛みは今のところ現れていない。これから走る距離を伸ばしながら日々コンスタントにランニングを継続した時に、このシューズの真の価値が判断出来るはずだ。

しばらく使ってみた後、改めて使用レポートを書いてみたいと思う。 

 

*1:推進を妨げずにスムースに運ぶという意味では怪我防止には重要な要素だが、推進「力」までは求めない。

寿命?

半月程前から、少しづつ色々な兆候はあったのだが、その都度、ちょっと立ち止まって「よし、大丈夫」と確認してきたつもりだった。

しかし、どうやら今度は足底筋膜炎の症状が出てしまった。

最近、朝起きて階段を下りる時に僅かな疼きを感じることがあったのでランニング後の足裏グリグリ(スプレー缶を使って筋膜リリース的なことをやっている)をちゃんとやってはいたのだが。

昨日の朝は階段で疼きを感じることもなく、ランニングも痛みなく終えたのだが、朝食後に歩いた時に左足の踵骨の前部辺りが痛んだ。

これは少なくとも2、3日は休んだ方が良さそうな感じだ。場合によってはもっと長くなるかもしれない。

5月から結構走り込んできたので、JOGの延長程度の負荷とはいえ、それなりに疲労が蓄積したのだろう。

 

オーバーワークとは別にもう一つ、気になっていることがある。

シューズだ。

先シーズンからスピード練習以外はほとんどasicsのGT-2000 NewYork5(買ったのは去年の5月だが3つ前のモデルだ)を使っているのだが、走行距離が1,700kmを超えてしまった。

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アラートは643.74km(この半端な距離は何だろう?全てのシューズがこれになってるけど)で出ていたのだが、

拇指球の辺りはかなり薄くなっているものの、まだアウトソールが無くなったところは無いし、

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アッパーも破れたりしていない。

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踵の内側が少し破れているくらいだ。

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ミッドソールを横から見てもそんなに潰れたようにも見えない。

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でも、やっぱり寿命を過ぎたのだろうか?それが故障を誘発しているのだろうか?

ここは買い替えても良い気がしてきた。2シーズン型落ちで安く買って1,700km走ったのだからランニングエコノミーが高いと言って良いだろう(意味が違う)。

 

実は、少し前にもう一度GT-2000を買おうかと思って価格を調べたこともあったのだが、型落ちでもそんなに安くはなっていなくて(安いものはサイズが無い)二の足を踏んでいた。

レーニング用なので、あえて重いこのシューズを使っていたけど、改めて考えると「怪我ゼロを目指す」というNikeのリアクト・インフィニティ・ランも気になる。負荷云々よりも先ず故障しない方が重要だろうと。ソールの衝撃吸収が故障の原因だというベアフット派の考えもあるが、それについては、衝撃吸収性の高いシューズそのものではなく、それに頼った走り方の方に問題があるという理解で良いかと思っている。

 

しかし、外観上そこまで問題があるとも思えないシューズを見ると、やはり「まだ使えるよな」と思ってしまうのだ。

休んでる間にもう少し考えよう。

雨の日のランニング考

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雨で走るのを止めた

今年は梅雨に入ってからも、東京は僕が走っている早朝は雨が降っていることがあまり多くなかった気がする。正確に記録している訳ではないのだけれど、「雨だから止めよう」ということがあまりなかった。逆に「明日はシャワーラン覚悟で走ろう」と決めた寝た翌日も降られずに走ったことも何度かあった。

この季節なのでシャワーランでも良いのだが、まだ暗い早朝にそこそこ降っていたりすると「止めておこう」となってしまいがちだ。

今朝が正にそれだった。

目覚ましがアラームが震える前に(バイブレーションアラームなので鳴らないで震える)目が覚めたので、寝室からリビングに移動してアラームが起こしてくれるまで30分程ソファで二度寝することにした。再びアラーム前に目が覚めたが、風と雨の音に走る気を奪われた。結局、寝室に戻って寝ることにした。

 

雨でも走れ

今までが例外であって、当たり前だが梅雨が開けるまでは早朝も雨が降ることが多いはずだ。雨だからといって走らなければ、コンスタントなランニングはできない。

良く言われることが、「雨でもレースはやるんだから、(トレーニングも)雨でも走れ」ということだ。

とはいえ、やはり暗い中ずぶ濡れになりながら走るのも嫌だ。かといって、この季節にレインウェアを着て走るものももっと嫌だ。

 

雨でも走れるところ

そこで思い至ったのが、雨を防げるところ、つまり屋根のあるところを走るということだ。

候補として思い当たるところがあったので、Google Mapsストリートビューで確認しながら走れそうな距離を測ってみた。おおよそ600m、1往復で1.2kmだ。もう少し長い距離があれば良いのだが贅沢は言えない。

昨日、そのルートを考えていたので、今朝はそこを走ってみれば良かったのだが、まだ実際に確認していなかったので止めてしまったのだ。

しかし、朝食を食べる前にふと思い付いて、仕事を始める前の時間にそのコースを確認しながら走ってみようと思い立った。幸い今日は在宅ワークなので移動時間がない分、始業までに(ランニング後の朝食時間も勘案して)なんとかハーフを走る時間はありそうだった。別にハーフでなくても良いのだが。幸い雨も降っていない。

早速、着替えて走りに出た。

コースの候補はここだ。

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高速道路の下。

中央部分は小さな公園になっていたり、工事車両の駐車スペースだったりして走れないのだが、歩道部分は走ることが出来る。早朝の時間なら、歩行者は皆無に等しいだろうから(今日走った朝7時台でも数人にしか会わなかった)迷惑にもならないだろう。危惧していた歩道の幅員も思ったよりは狭くない。

距離はGARMINの実測でも600mとちょっとだ。

庇となる高速道路が歩道より大きく張り出している訳ではないので、雨の降る角度によっては降り込んでくるかも知れないが、そんな雨を防げるのは屋内しかないだろう。

今朝も早い時間は雨は降っていたので、まだ路面は濡れているが、歩道部分は端の方しか濡れていない。ちゃんと雨が防げているということだろう。

 

残った問題と解決

さて、残った問題は家からここまでをどうするかだ。

家からここまで約1.4kmあるので、そのままではここまで来る間にずぶ濡れになってしまう。

ここまではレインウェアを着てアップJOG、ここでそれを脱いで走るというのも一策だ。早朝ならレインウェアはその辺に置いておいても持って行かれないだろう。

そう思った時に、このコースの始点を見渡すと良い場所を見つけた。

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駐輪場。

しかも、無料だ。これだったら、家からここまではレインウェアを着て自転車で移動し、自転車のカゴに脱いだレインウェアを入れて走り、帰りはそのまま濡れて帰れば良い(汗だくでレインウェアを着たくない)。自転車ならここまでの往復を走るより時間は節約出来るし、「早朝だから短時間置いても大丈夫だろう」というのではなく、正々堂々と置いておくことが出来る。

 

結論

雨だから走らないという言い訳は通用しなくなった。