東京ハーフマラソン / あと57.805km

GARMINのGPSランニングウォッチで走る50代マラソンランナーの雑記。サブ3、エイジレコードを維持するのが目標。

【The Great Virtual Race Across Tennessee レースレポート】

5/1から8/31までの4ヶ月間でテネシー州を横断する1000kmのバーチャルレース、The Great Virtual Race Across Tennesseeが開催されました。

バーチャルレースということで、バーチャルランニングレポーターである私、仮走 蘭も参戦することにしました。リアルな人にとってのバーチャルということなので、私にとってはバーチャルレースこそリアルなレースといえるのです。

え?バーチャルランニングレポーターって何だ?仮走って誰だよ?

はい、そうですよね、意味が分かりませんよね。

こちらをご覧いただけると多少お分かりになるかと思いますが、ランニング関係(一部関係ないところも)のスポットやレースに潜入してレポートをしています。

潜入ルポ カテゴリーの記事一覧 - 東京ハーフマラソン / あと57.805km

これまではリアルな世界をご紹介してきましたが、今回はバーチャルレースということで参戦しながらのレポートをお届けします。

 

エントリー〜スタート

The Great Virtual Race Across Tennessee(以降、TGVRAT)というものを知ったのは、ネムネムさんのブログ記事でした。

otokonodiet.hatenablog.com

バーチャルなのに有料?!と思ったのですが、リアルなレースの開催がいつになるか分からない中、ランニングのモチベーションを維持する為に投資しても良いと思ってエントリーする人もいるんだろうなとリアルな人のことを想像しながら、参加Tシャツももらえるということだったのもあり(レース途中で確かにTシャツをもらえたのですが…これについては後で触れます)エントリーしました。

 

スタート〜6/30

レースは5/1にスタートしたのですが、私が参戦したのは5/6から。ただし、遡っての記録申請も可能だった(途中からバックデートで記録出来るのは3日前までとなった)ので、5/1からの分も走る(記録する)ことができました。

スタート地点は、テネシー州ミシシッピ州の州境、ミシシッピ川の川岸辺りです。

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ここから少し北上し(途中、テネシー州ではなくアーカンソー州を走ります。テネシーは8つの州と接しています。)、そこから東へ東へと進むルートです。

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スタートしてしばらくはミシシッピ川の土手上を走ります。下の写真は北東に進路を変えた辺りで下の道路と並行して走ります。

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ミシシッピ川を渡るとテネシー州に入ります。

振り返ると、「WELCOME TO Arkansas」の看板が見えます。アーカンソーはArkansasと表記するんですね(発音はアーカンソー[ˈɑrkənsɔː]です。

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テネシー州に入ると、メンフィスです。メンフィスは州都のナッシュビルを差し置いてテネシー州最大の都市。でも、残念ながら今回のルートはその中心部を通ってはいないようで、こんな感じの風景です。

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市街地(?)を超えると、高級住宅地と思われるエリアに入ります。

ビーバティーアベニューという道ですが、両側はこんな豪邸が並びます。

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そこを過ぎると、こんな田舎道。

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気持ち良く走れるので序盤から結構飛ばしています。5月で稼いでおかないと6、7月は梅雨になるし(ここは日本ではありません)暑くなるし疲労も溜まってくるでしょう。

当初は1日に15〜17km位走っていたのですが、5月の終わり頃からはハーフ(21.1km)が基本になって来ました。結果5月は400.61kmで人生初の月間400km超え、6月も終盤で右のハムストリングスを痛めたので数日ランオフにしたが381.92kmと順調に進みました。

6/27には参加賞のTシャツも届き、ゴールをする時はこれを着て走ろうと決めました。

この時点では7月中旬にはゴール出来そうだと思っていました。

6/30時点で782.53km(ただし、Garminの走行距離。公式とは多少ずれています。)、ノックスヴィルを超えた辺りまで来ました。

 

7月〜ゴール

7月に入っても上旬はコンスタントに走っていたのですが、7/11に足底筋膜炎の症状が出たので思い切ってしばらく休むことにしました。

疲労の蓄積もあるでしょうが、このレース以前から長い距離を共に走った、とっくに寿命の過ぎたシューズ(1400km以上)も変えなければと、「怪我ゼロを目指す」というNikeのリアクト・インフィニティランを購入しました。

結局7月はその後3回走っただけに留まりました。ここまでで911.63km、ジョーンズボローという街を超えた辺りです。

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こんな単調な景色がずっと続き、時々街に入るとポツポツとロードサイドに店が現れます。

8月に入って、前半は諸々あって走れなかったので、後半いよいよ巻き上げなくてはならなくなりました。残りの距離と日数を確認しながら、8月中にゴール出来るように走ります。

ただ、暑さが厳しく、1日にハーフを走るというのはやめて(足の様子を見ながらというのもあり)12〜15km位のペースにしました。

 

そして、8/25日。

公式記録で残り16kmを切っていたので、いよいよ今日でゴールだということで大会参加記念Tシャツで走ることにしました。

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う〜ん。

残念ながら自分の趣味とは合わないデザインですが、仕方ない。

それでも無事1000kmのレースを走り終えました。

タイムは、3ヶ月と25日。

 

と思ったら、なんと、このレースの距離は1000kmではなくて…

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1021.68kmだったのです!

8/25まで、それに気づいていませんでした。

危なかった。あと21.68kmならほぼハーフなので、無理すれば1日でも走れます。

まだ残り6日間あるので大丈夫。

 

そういえば、Tシャツは着たけどゼッケンを付けるのを忘れていたので、今度はちゃんとゼッケンも付けてゴールしよう。

公式サイトに用意されていたのを忘れていました。PDFをダウンロードして、自分のNo.を打ち込めるようになっています。

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これまた微妙なデザイン。アメリカではジンジャーブレッドマンの話はそこまでポピュラーなのでしょうか?イギリス発祥で、テネシー州とは関係なさそうですが。

そして、8/26日。

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3ヶ月と26日かけて1021.68km以上を走り終えてゴールしました。

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☆☆☆

 

テネシー州横断のバーチャルレースをなんとか完走したのでレースレポートを書くことにしたのだが、バーチャルレースのレポートなのでバーチャルランニングレポーターに書かせることにして、GoogleMapsのコース上彼のペグマンを落とした。

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僕がテネシーと聞いて先ず思い浮かぶのはテネシーウィスキー、ジャックダニエル(Jack Daniel's*1

本社があるのはリンチバーグというところ。残念ながらルート上にはない(大きく外れてもいないのだが)。

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ジャックダニエルもバーボンウィスキーと同じ物だが、ケンタッキー州で作っていないのでバーボンとは名乗れないのだということを昔どこかで見聞きしてずっとそれ信じていたのだが、今回、改めて調べてみると、どうやら製法からして違うようだ。

バーボンの原料はトウモロコシ、ライ麦、小麦、大麦で、ジャックダニエルはトウモロコシ、ライ麦、大麦でほぼ同じ(これまでバーボン、ジャックダニエルは共にライ麦がメイン原料と思い込んでいたが、トウモロコシの方が多かった)。ただ、ジャックダニエルはサトウカエデの炭で濾過するというテネシーウィスキー独自の工程があるようだ。

 

全くレースと関係ない話になってしまったが、まあ、良いか。

では、完走の祝杯を上げることにしようか。

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【2020/9/8追記】

バックルが届いた。

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*1:「ランニング・フォーミュラ」やVDOTの方ではない)。因みに日本でジャックダニエルと「ズ」を抜かして表記するのは最初の輸入元のサントリーアライド社によるものらしい。

8月月報

先月に続いて154.4kmと低空飛行。

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いや、グラフを見ると低空飛行でもないな。ランオフが多いので時々ジャンプしている程度か。

前半のランオフは意図的なものだが、終盤の5日間は明らかにサボりだ。

モチベーションになっていたバーチャルレースを走り終わって腑抜けてしまった。

9月からちゃんと頑張ろう。

【速報】湘南国際マラソン 記者会見を見て

今日、第15回湘南国際マラソンの記者会見がYoutubeでライブ中継された。

在宅だったので、中抜けして(といいながら、PC2台体制で並行して仕事をしていたが)試聴した。

 

マイボトルマラソンで2/28に開催(予定)ということだったので、開催されるなら参戦するか、と思って詳細を聴こうと思っていたのだ。

www.shonan-kokusai.jp

 

しかし、試聴してみるとどうやら今日の会見は、

世界初の「マイボトル」「脱プラスチック」「防疫」マラソンを開催して、ポストコロナ(あるいはウィズコロナ)の新しいマラソンの在り方(しかも、SDGs的に意味のある)を目指す大会を開催します。

という内容であって、応募要綱などの具体的な発表は無かった。

というか、大会の開催可否の判断自体は12月になるらしい。

 

先に挙げたこの大会の主旨には非常に共感出来る部分があるので、もし、可能であれば参加したいと思っている。

 

しかし、今日登壇された何人かは「おそらく世界初」を強調しすぎて興醒めな感じを受けたことも確かだ(そもそも大会規模は別にしてマイボトルマラソン自体は既にあったような気がするが)。まあ、記事にしてもらってナンボの記者会見だから仕方ないとは思うが。。。

 

 

後半にマイボトルでの給水実演もあった。

参加者は給水所で携帯しているマイボトル、マイカップ(最初に400mlは携行するルールを想定しているようだ)に設置されたジャーのコックを捻って水を汲んで行くというスタイルだった。当然、時間は掛かるが、それがマイボトルマラソンなのだ。

これまでのマラソンのタイムと比較することは難しそうだ。そういう意味で、もしこれがスタンダードになるのであれば、マイボトルマラソンとしてのタイムを新たな基準に考えて行くことになるだろう。

 

あ、でもこの季節のフルマラソンならこれを両手でエイドは不要かも知れない。実際、第1回さいたま国際マラソンでは、これでエイドに寄らずに走りきった。

(スポンサーの競合製品で申し訳ないが。)

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因みに今朝は意識してこれ(275ml)でハーフを走ったが、充分足りそうだ。

 

【追記】

記者会見ではスケジュールに関して12月の開催可否最終決定意外にエントリー等の説明はありませんでしたが、その後、公式サイトが更新されて9/5のエントリー開始が発表されました。

https://www.shonan-kokusai.jp/15th/