東京ハーフマラソン / あと57.805km

GARMINのGPSランニングウォッチで走る50代マラソンランナーの雑記。サブ3、エイジレコードを維持するのが目標。

勇気をくれた一冊【50&49日前 北野マラソン】

昨日のメニュー:クロスカントリー 90分→休養
今日のメニュー:LSD 120分→?

ちょっと興味があって、図書館でまとめて借りたトレラン関連書籍。

「激走100マイル」は良かった(他の書籍とは内容も借りた目的も違うので、比較論ではあない)。
凄く簡潔にいうと、「挫折を味わいながらもそれを乗り越えて成功を掴み取る」という良くある話ではある。
では、何が違ったのか?

ひとつは、それが競技だけではないこと。

競技についての挫折と成功だと、「結局は元々恵まれた身体能力があるから」とか「適した環境にいられたから」とどこか覚めてしまう。
ところが、本書の場合は、大会開催というもうひとつのサクセスストーリーがある。こちらも、成功要因の一つに競技での成功があるからということもあるが、待ち受けたハードルは成功した競技者とそのネットワークだけで乗り越えたものではないだろう。
ここに、読者自身が立ち向かう困難に当てはめた際に「どうせ、著者は恵まれていたから」という言い訳を許さない強さがある。(別に著者が何かを求めている訳ではない、念のため。)
つまり、勇気を与えてくれる。

こう単純に書くと、やはり著者に強靭な心身があるからだろうと思われるかもしれないが、結構、迷いや恐れの気持ち、あるいは幸運に助けられたという部分も著されているので、掛け離れた感じはない。
矛盾するが、もちろん、著者は掛け離れた心身をお持ちだ。これは同じフィールドでの話ではなく、自分のフィールドに置き換えた場合の話だ。

ひとつ目が長くなったが、もうひとつは、まだ、挑戦が終わっていないこと。

普通なら、もう、ここで終わっていても十分な成果かもしれない。
かたちは変わるかもしれないけど、挑戦して行くことにも共感を覚える。

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未読で興味を持たれた方は、ご一読を。


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