東京ハーフマラソン / あと57.805km

GARMINのGPSランニングウォッチで走る50代マラソンランナーの雑記。サブ3、エイジレコードを維持するのが目標。

15km〜ゴール後【第4回水戸黄門漫遊マラソン レースレポ#3】

(前回まで)

スタートまで【第4回水戸黄門漫遊マラソン レースレポ#1】 - 東京ハーフマラソン / 一からやり直し!

スタート〜15km【第4回水戸黄門漫遊マラソン レースレポ#2】 - 東京ハーフマラソン / 一からやり直し!

 

 

 

〜中間点

15kmから中間の折り返し地点までは、このコースの1つ目の我慢どころだと思っている。

レース序盤の高揚感で気持ちよくペースが出る区間を過ぎ(そこでオーバーペースの場合はその反動もでてくる?)単調な道が続く。

前回もここが苦しかったしペースも落ちていたので、今回のペースチャートもこの区間は目標ペースを5秒落として4'10"にしている。

苦しい区間ということで、ここでペースが落ちてくる人(僕も意図的に落としているがそれ以上に)も増えたようで、目標ペース内で走っていると追い抜くことが多かった。そのせいもあってか思っていたよりも苦しまずに走ることができた。

19.4kmの給水ポイントの手前でMaurtenのジェルを摂取した。ジェルというか水羊羹のような感じだ。11月にはカフェイン入りのものも発売されるらしい。

中間点手前の折り返しに向かうスライド区間では獣神サンダー・ライガー?(フルフェイスのマスクだ)が結構早い位置で走っていて驚いた。折り返しを回り中間点を超えると、はてブロランナーさん達とすれ違いエールを交換する。そうしていると口元が上がって笑顔(には見えなかったかもしれないが)が出てくる。その笑顔がまたパワーになる(細かいことまで説明出来ないがポジティブな脳内伝達物質がフィジカルな面にも良い影響を与えているはずだ)と思い、スライド区間を過ぎても笑顔をキープしようと思いながら走った。

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〜 30km

内原中東を左折すると 30km過ぎまでは下り基調が続く25kmまでは少し向かい風があったので集団の後ろに付こうと思ったがなかなかペースが合うものがなく風は無かったことにする。

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〜ゴール

30kmを過ぎると上り坂が待っている。高低差図を見ると最後の激坂に次ぐ斜度だ。ここを上っている時に足が動かなくなってきた。大迫傑さんの本に書いてあったように辛い部分を切り離して考えてみる。心肺は大丈夫、辛いのは脚だ。足が上がらなくなってきているのだから下肢より上肢の疲労だ。上り坂なのだから仕方がない、上り切れば動くようになるはずだ。

全力さんが記事にされていた早いランナーさんの言葉も思い出す、「痛みは我慢すればいい」。さらに左の腸脛靭帯にも少し違和感を感じ始めた。ただ痛みというところまでは行っていないのでこのまま最後まで持ってくれることを願いながら走った。

なんとか上りをクリアし、千波湖に向かって行く。ここがまた踏ん張りどころだ。途中までは気持ち良く走れるのだが、スライド区間に入ってから折り返し地点までが長いのだ。スライド区間に入って少し行った辺りで「あと7kmです。頑張って。」の声が。ただし、それは折り返して来ているランナーに向けられた言葉だ。ふと気付くと最後の補給Vespa Hyperを摂る地点を過ぎていた。幸いVespa Hyperはほぼ液状で甘さもないので水無しでもいける。急いで補給し飲み終わったパッケージは次の給水ポイントまで持って行くつもりだったが、コース沿いにゴミ袋を持った係員の方がいらしたので捨てさせてもらった。

やっと折り返しまで来ると少し精神的に楽になった。そして残り7.195 km強の地点35km地点でタイムを確認すると2°22'だ。残り7kmをキロ5で走ったとしても2°57'でなんとかサブ3できそうだと計算する。

千波湖を出てトンネルに向かうまでの緩やかな坂がまた厳しい。明らかにペースは落ちてきているがあと5km、あと4kmと思い頑張る。そしてトンネルの入口から下り坂だ。下るということは出口でまた上のか?と思いながらもトンネルに入って行った。

トンネル内の応援は最後の踏ん張りに力をくれる。確か第1回の時はトンネル内にロッキーおじさんがいた気がするが記憶違いだろうか?

危惧していたトンネル出口での上りはなく、左折して最後の折り返しに向かう。ここは第1回の時に予想以上に長く感じたのだが、2回目なのでそれほど長さは感じなかった。折り返し近くのスライドで海老蔵さんとすれ違う。こんなに近い距離にはいらっしゃらなかったはずなので、途中でアクシデントでもあっただろうかと思いながらも折り返す。

ここからは最後の激坂を目指し、それを越えればあとはビクトリーロードだ。

激坂自体は300m程度なのであまり恐れてはいなかった。ペースチャートにもここを含めたペースダウンは織り込み済みだ。坂の上り口に2°47'で着いていれば大丈夫だと覚えておいた。ところが時計をみると2°49'になっている。ちょっと焦って坂を上った。上りきって少し走ると水戸二高の曲がり角が見えてきた。坂の上り口で時計は見てからはもう見ていない。とにかく出せる力を出してゴールするだけだ。

残り50m位はスパート出来ただろうか?計測器を踏みながらGARMINのストップボタンを押した。

正面にあった計時器を見ると2:54:xx(秒は覚えていない)、55分を切れたのだ。

出来過ぎだ。

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ゴール後

ゴールでは海老蔵さんが迎えてくれた。

やはりペースダウンしてしまって目標にされていた45分切りが出来なかったとのことだった。

程なくWAKAさんも入って来られた。そしてサブ3までは待ちましょうかということになり皆さんの到着を待った。

 

nagisaさんが入って来た。係の方が車椅子をさし出されたが、大丈夫ということで自分の足で歩いて来られてサブ3と女子総合10位を皆で喜んだ。

そして、naoさんも2連続のサブ3を達成してゴール。

 

チップを外してもらい、記念品をいただき記録証をプリントアウトしてもらう。

グロス2°54'18"、ネット2°54'11"。

総合順位162位(マラソン男子)

部門順位13位(マラソン男子の部50歳代)

残念ながら10位内に入ることは出来なかった。

後で確認すると10位以内は全員サブエガだ。

でも、自分で立てた目標の2時間55分切りは達成でした。ペースチャートのタイムとも40秒しか違わない。

 

荷物を受け取った後、naoさんと着替えを済ませ記念写真も撮って円陣で集合した場所の方に向かった。途中で色々な方と合流しお互いの結果を話し健闘を称え、nagisaさんの表彰式に向かった。その前に大会本部に寄って用意してきた義援金を募金箱に入れた。ほんの僅かだが。

表彰式を見て、出店でササっと焼きそばを食べ、会場を後にした。家の用事が入ってしまった為に打ち上げは参加出来なかった。

前回同様駅の出店でお土産の水戸納豆を買って、焼きそばだけでは足りないのでコンビニでおにぎりとコーヒーを買って帰りの列車で食べた。

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車内で音楽を聴きながら、続々と上がる速報を読みながら家に向かった。