今週の走行距離は62.44km。
トータルでは427.36kmで目標481kmに対して53.64kmのビハインド。
内容的には先週の金曜日にスピードを出して走ったので、少し脚を痛めたが筋肉痛の範囲で治ったようだ。
柴又100Kにエントリーしたので、今後はもっと走行距離も伸びるはずだ。スピード練習はせずにランニングに割ける時間は出来るだけ走り続けることにする。
最近はほとんどJOGなので、VO2Maxも下がって60を切ってしまった。
今はあまり気にしていないけど。
心肺よりも、筋肉の持久力の方を鍛えたい。
「1日1話、365人」は、小野二郎さん、柳井 正さん、三浦雄一郎さん、陳 昌鉉さん、曻地三郎さん、森岡 毅さん、浜田和幸さんの7人。
バイオリン製作者の陳 昌鉉さんのお話。
バイオリンの制作で、如何に名器のような音を出せるのかと研究を重ねている時に、自然の中で聞いたせせらぎの音や蝉の声、野鳥の声がラジオから流れるバイオリンの音色と非常に似ていることに気づかれた。
名器はなんであれほどまでに心に響くのか、鳥肌が立つのか。音波はどうなっているのか。そうして分かったのが倍音ということでした。
人間の耳でとらえられる低音は一秒間に二十ヘルツです。(中略)高音となると三千ヘルツが限界です。ところが名器のバイオリンやヒグラシ、野鳥の声、せせらぎというのは一万ヘルツ、二万ヘルツという音を出せるんですね。それが音の味になって深みが出て胸に響く。だから、耳に聞こえる音だけを相手にしていては、名器には近づけないんです。
音楽のことは、からっきしで「倍音」が何なのか分からないのだが(今もネットで検索してみたがやはり分からない)、以前観たテレビ番組でCGの美空ひばりさんに新曲を歌わせるというものあったのを思い出した。歌はコンピュータで合成した音声で歌わせるのだが、なかなか本物に近づけられない。美空さんの声の分析をしてみると要所に「倍音」が含まれていて、それがポイントだということが分かり、やっと合成音声を本物に近づけられたという。
これらの話のように、まず人間の感覚が先に認識して、色々調べてみるとその理論が後付けで分かるということは少なくないように思う。
人のセンサーも、まだまだ捨てたものじゃない。