GARMINに新しく加わったアクティビティ「ウルトララン」を使ってみた。
といっても、42.195kmを超える距離を走ったのではなく、アクティビティでウルトラランを選択して走っただけだ。
GARMINのアクティビティ、ウルトラランは普通のランと何が違うかというと休息モードがあることだ。これはエイドに立ち寄って休息をとるような際、ラップボタンを押すと休息モードに入り、休息している時間をカウントアップして行くというもの。もう一度ラップボタンを押すと、再度普通の計測画面に戻る。
この休息モードだが2種類の設定があって、どちらかを選択できる。1つは「休息のみ」もう一つが「ラップ+休息」だ。
おおよそ想像はつくのだが、実際にどう動作し記録されるのかを確かめたくてウルトラじゃないウルトラランを走ることにしたのだ。
結果は予想通りで、「休息のみ」の休息時間はラップボタンを押した時のラップに含まれ、「ラップ+休息」は休息時間が独立したラップになる。
例えば1km毎のオートラップにしていて、2km~3kmの間にラップボタンを押して休息モードにした場合、「休息のみ」の場合は2km~3kmのラップタイムに休息時間も参入されペースにも反映される。逆に「ラップ+休息」にしていた場合はラップボタンを押したところで(例えば2.4km地点で押すと2~2.4kmの0.4kmのラップ)ラップが刻まれ、再度ラップボタンを押してスタートするとそこから新たに1km毎のラップを刻み始める。
下の2つが同じコースを走って、同じところ(約1.85km地点)で同じ時間(5分間)休息をしたものだ。1つ目が「休息のみ」2つ目が「ラップ+休息」。
「休息のみ」の方は休息を含んだラップのペースが実際に走っている間だけのペースとは違ってしまうというところがあるが、アクティビティ全体で1km毎のデータを掴めるところが良い。よく考えると残る結果としては普通のランアクティビティと変わらないとも言える。ただし、休息している間はその時間をカウントアップしてくれるので分かりやすいという利点はある。
「休息+ラップ」は純粋に走っている間どんなペースで走ったかと、どれだけ休息に時間をとったかを明確にしてくれるのが良い。一方でスタートから1km毎のデータは分からなくなってしまう(後で計算すれば良いのだがレース中は無理)という欠点がある*1。
僕の今日の結論としては「休息+ラップ」はトレーニング向き(後でデータを分析しやすい)で、レースでは「休息のみ」というのが良い気がした。
一方これを書きながら、今日はトレーニング画面をほとんどウルトラランの標準の3画面目(心拍/ラップ距離/ラップペース/ラップタイム)にして走ったが、これをラップ主体ではない累積&リアル主体の画面にすれば「休息+ラップ」でも、良いのかもしれないという考えも浮かんできた。
次回はそれも試してみたいと思う。