東京ハーフマラソン / あと57.805km

GARMINのGPSランニングウォッチで走る50代マラソンランナーの雑記。サブ3、エイジレコードを維持するのが目標。

レスト&ロング(2021年第18週)

今週は74.24km、累計1234.34km(あと220m走っておけば…どうでも良いけど)。

最初と最後を除くと全て1〜3kmというレストウィーク、最後だけ52kmのロング走だ。

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これまで2回やった50km超のロング走は2度とも45km近くで大きく崩れて大失速するというパターンだったので、今度は同じことが起きないようにペースと補給という2つの対策をして臨んだ。結果は最後まで失速せずに走ることが出来たのだが、これについては大事なことなので改めてちゃんと書くことにする。

走り終わった後も、しっかり食欲があってガッツリ食べることも出来たのは大きな収穫だった。

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普段はフルマラソン後でもしばらくの間、食欲なんて沸かないのだ。

 

さて、「1日1話、365人」だが、今週は書いて置きたい話がいくつもあって迷った。

ヤナセ会長の梁瀬次郎さん、「晴天を衝け」でクローズアップされる渋沢栄一さん、クリエイティブディレクターの水野学さんなど。

かといってランニングとあまり関係のないことを長々と書く気はない(このブログではということで、ランニング以外の記事がメインのランニングブログを否定する訳ではないし、楽しく読んだりもする。何を書こうが自由だ)。

ということで(既に説明が長い)、ひとつだけ。

 

梁瀬次郎さん(ヤナセ会長)

度々行かれた吉田茂邸での吉田茂さんの言葉。地下資源に恵まれない日本が世界の国と肩を並べてやって行くために、どうすれば良いかという話の中で、

「(前略)だが、もっと大切なことがある。それは、日本の歴史を勉強することだ。歴史を学び国を愛する愛国心と、国際性とは表裏一体のものだ」

と言われたそうだ。

愛国心といういうと日本の場合、変に右に偏ったイメージを伴ってしまう気がするがフラットに考えれば決してそんなことはなく、己を知ってこそ他を知ることにもなり「国際性とは表裏一体」と納得する言葉だ。僕はNHKの「世界ふれあい街歩き」という番組(ステディカムを使った主観目線で世界の街を歩く紀行もの)が好きでよく観るのだが、世界の街の人々が自分の街の歴史を語るシーンがよく出てくる。これを観ると「よく知っているな」と思うと同時に、自分は全く語ることが出来ないということも自覚する。先日子供に買った漫画版の日本の歴史くらいはちゃんと読んでおこうと思う。

 

さらに吉田茂さんは別に機会にこうも言われたそうだ。

「日本には地下資源がないと言った。だが、実は一つだけある。それは、勤勉だ。この唯一の地下資源を失ってしまったら、日本人は惨めなことになるよ」

残念ながら、吉田翁のこの予言は、かなり当たってしまったようです。

これは梁瀬さんへの2001年のインタビューを筆耕したものだが、さらに20年経った今、さらに惨めなことになってしまっていると感じる。もちろん、それが全て勤勉さの欠如によるものだとは思わないのだが、昨日テレビのニュースで「日本は他の先進国と比べると…」と何かの何かの数値を比較するグラフを説明していたが、最早、日本は先進国でなくなって久しいのではないだろうか?もう、その考えにしがみ付くのはやめることが必要な気がする。