日本の新型コロナワクチン接種が加速しているが、一体いつになったら終わるのだろうか(終わらないとマラソン大会の開催も厳しいままだろう)?
ちょっと検索してみると、6/4の時点でPWCがこんな推計を出していた。
これによれば2022年4月9日、職域集団接種も稼働すると同3月9日という試算だ。
ただし、これは人口100万都市、接種目標85%とした数字だ。
でも、その後大規模接種会場はさらに増え、職域集団接種の受付も始まった。この推計では週2日とみている大規模接種の稼働は実際もっと多そうだ。
そこで、自分なりに今すぐにわかる数字から推計してみた。
前提条件がPWC試算と違うのは、次の3点。
・対象は100万人都市ではなく全国
・年齢は16歳以上でなく15歳以上*1
・目標接種率は85%でなく80%*2
PWCのものはコンサルらしいフェルミ推定っぽいアプローチだが、あくまでも直近の実績から単純に試算してみる。
<計算>
日本の人口:12536万人
うち15歳以上:11045万人
総務省統計局 人口推計令和3年5月(https://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/202105.pdf)
※16歳以上では区切れず15歳以上とした。
80%接種:8836万人
2回接種:17672万回
現在接種回数:1725万回
新型コロナワクチン情報まとめ - Yahoo!ニュースの6/7 23:00時点の接種人数に2回接種済み人数を加算
必要接種残数:15947万回
1日の接種回数:55万回
新型コロナワクチン情報まとめ - Yahoo!ニュースの6/7 23:00時点の直近7日間の平均
15947÷55で、あと289日。
ということは2022年の3月24日になる。
あくまでも、今のペース(直近7日平均の55万回/日)で進んだ場合の80%接種率だ。今後、職域接種が稼働してペースが速まることもあるし、逆にオリパラが開催されるとペースダウンもあり得ることだ(もちろん、オリパラだけが遅れる要因ではないけど)。
でも、PWCの試算も3、4月だし、上記の通り実績ベースの試算でも3月終盤になるので、この辺りまでと覚悟をしておけば良いかもしれない。
しかし、長いなぁ。