東京ハーフマラソン / あと57.805km

GARMINのGPSランニングウォッチで走る50代マラソンランナーの雑記。サブ3、エイジレコードを維持するのが目標。

悩んだ末のワクチン接種(2021年第28週)

今週は62.17km、累計で1705.26km。

 

昨日、新型コロナワクチンの1回目を接種した。

前日まで接種するか否か、かなり悩んだ。

 

厚生労働省のサイトに掲載されている「新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識(2021年7月版)」(https://www.mhlw.go.jp/content/000788485.pdf)によれば、2020/1-4に比べて2020/6-8は全年齢層で感染者の重症化率、死亡率ともに大幅に下がっている。*1感染率が0.06%(あくまでも検査をした上での感染者のみのカウントだが)で、仮に自分年齢層である50代で考えると重症化率は1.47%なので0.06×0.0147=0.000882、0.0882%、1万人に8〜9人という重症化率だ。実際にはもっと多くの人が無症状で感染していると思われるので、重症化率はもっと低いはず。基礎疾患もなく肥満でもない自分が重症化するリスクは極めて低いと考えて良いだろう。10人に1人という「高確率」の東京マラソンだって何度エントリーしても当たらないのだから。

 

ただ、ワクチン接種には自分のこととは別に感染拡大防止という側面がある。社会という単位では、こちらの意義の方が大きい。

しかし、前述のデータによれば、

新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、どれくらいの人が他の人に感染させていますか。

という問いに対して

新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、他の人に感染させているのは2割以下で、多くの人は他の人に感染させていないと考えられています。このため、感染防護なしに3密(密閉・密集・密接)の環境で多くの人と接するなどによって1人の感染者が何人もの人に感染させてしまうことがなければ、新型コロナウイルス感染症の流行を抑えることができます。

と回答している。

2割って少なくないとも思うのだが、「多くの人は他の人に感染させていない」というのなら、今まで同様の感染防止対策をとっていれば、敢えてmRNAというまだ中長期の安全性が「実証」されていない*2ワクチンを接種しなくても良いのでないかと思った。

もちろん、接種した人の息にスパイクタンパクが含まれているとか、ワクチンにはマイクロチップが埋め込まれているとか、mRNAが人のDNAを改変するなどのトンデモな話を信じて打たなくて良いと思った訳ではない。

ただ単に「自然」ではない行為(mRNAの接種)が、人体に及ぼす影響は少なくとも数年という単位では確かめられていないということに対する未知に対する危険性を許容するかという問題だ。

 

最終的な決断は、打たないことで予想される不自由さ(明示的にであれ、暗示的にであれ行動が制限される可能性)と前記した危険性の比較になった。

前者は今後発行される可能性があるワクチンパスポートによる行動制限(明示的)や人との集まりが再開された時の不自由さ(暗示的)で、これは打たないことへの差別というのではなく、打った人にとっては感染防止(ワクチン打ってるなら感染しないだろうというにはちょっと乱暴かと思う)という意味で非接種者との接触を避けたいということでは仕方がないと思う。ただし、打ちたくても何らかの理由で打てないという人にとっては辛いと思うので、何かそれを表すものがあっても良いかとも思った。もっとも、今後ワクチンパスポートがどれだけ幅を効かせるかにもよるが。

後者の危険性に関しては、現段階では考えても答えが出せない。製薬会社と各国が行った治験を信じるしかない。ただ、通常より相当短期間で行われた治験であるとはいえ、これだけ世界中の叡智を持ってしてGOを出したということは今考えうる危険性は排除されたものだという考えで、許容することにした。

 

そんな訳で昨日市の集団接種でファイザーのワクチンを接種した。

昨日は痛みも僅かで今日も今のところは打った左上腕の筋肉痛のようなものだけだ。

他に症状はない。

ただ、昨日は13時過ぎに仕事を抜けて自転車で数分の接種会場で打って帰宅し、仕事を再開したがとても眠かった。眠くなっても良いくらいの仕事だったので、ワクチンの影響か否かは分からない。

 

「1日1話、365人」は、橋本保雄さん(日本ホスピタリティ推進協会理事長・ホテルオークラ元副社長)のお話。

プロゴルファーのタイガー・ウッズさんが日本のトーナメントに出場した時のお話。

例えば彼が初めて日本のトーナメントに出場した時に、中村寅吉さんが最終ホールのサイドに立っておられた。ウッズは、早くスコアを出さなきゃいけないのに、人をかき分けて中村さんのところまで行って挨拶したんですね。彼は、日本にゴルフを広めた中村さんのことをちゃんと調べてきていて、「先生ありがとうございました」と握手をした。そういう人は日本のプロにはいないんですよね。

これは、「尊敬する人を持たない人は成長しない」という話の中で紹介されているエピソード。タイガー・ウッズさんが中村寅吉さんを尊敬されていたかどうかは分からないが、エピソードとしてすごいなと思った次第。

*1:ただし、それ以降のデータはないのでデルタ株の影響は未反映のデータだ。

*2:理論的には危険性は極めて低いという判断で認可されているのだとは思うが「中長期」の「実証」はない