東京ハーフマラソン / あと57.805km

GARMINのGPSランニングウォッチで走る50代マラソンランナーの雑記。サブ3、エイジレコードを維持するのが目標。

再始動〜レースレポのように(1)

10月17日日曜日、一つの区切りがついた。

中止になった東京マラソンの話ではない。

今年の春、思うところあって宅地建物取引士の試験を受けることにし、寝る間を走る間を惜しんで勉強した。

その試験が終わったのだ。

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ということで、これからランニングを再始動する。

 

ここから先は、受験までの道のりなのでほとんどの人には意味のない話だが(ちょことだけランニングと重なる部分も)、自分の記録として書き残して置く。

書いているうちに、なんだかレースレポを書いているような感じになってきたので、タイトルにも追加した。まあ、ある意味試験もレースみたいなものかもしれない。

 

僕は現在ある不動産会社に勤務しているので、宅建士はある意味持っていて当たり前の資格とも言えるのだが、(幸いにも?)僕の仕事は広告に関するものなのでこの資格を取ることを求められてはいない。

ただ、この資格に必要な知識はもちろん仕事をする上でプラスになることはあるし、例え結果的に資格を取得できなくても、その為に勉強したことは活かせると思い挑戦することにした(冒頭に「思うところあって」と書いたように、そもそもの動機は別のところにあるのだが)。

 

スタート

4月に一冊のテキストを買って、勉強を始めた。

業務に直結している部分はスムースに頭に入ってくるが、それ以外はなかなか理解が難しい部分も多い。一通りテキストを読んだが、その最初に買ったテキストはどうも自分には合っていない気がしたので(勉強を始めるまではそれすらよく分からなかった)、再度、書店の宅建に関する書籍を片っ端から確認した。一番理解が進みそうなもの買って勉強を続けた。6月の登録講習*1を受けるまでに、その二冊目のテキストとそれに対応した問題集をやり終えて、自分なりに要点をまとめたノートも作った。

ちょうどその頃に、NHKの朝ドラ「おかえりモネ」の主人公が気象予報士の資格試験に向けて勉強しているシーンで何度か、部屋に貼られた試験勉強のスケジュール表が映された。僕もこれに倣ってスケジュール表を作り部屋に貼って、毎日課題を終えるとチェックマークを付けていった。やはり、目標や実績を可視化するのはモチベーション維持に有効だ。

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6月に登録講習を受けてみると、やはりただテキストを読んで理解しようとするのと、講義を受講するのとでは大違いなことに気付かされた。テキストでも重要な部分は文字を太字や下線、色で強調したり、図版を使ったりと工夫はされてはいるものの、講師が他者に理解させようと抑揚を付け、例え、間、時には少しそれた話などを交えながら話すのには及ばないと思った*2。その人の話し方の特徴や表情という視覚情報とも関連付けられて記憶がしやすいというのもあるのだと思う。

ということで、この講習が終わった後に多少出費はかさむが(厚生労働省の一般教育訓練の教育訓練給付金というのも利用することにした)、通信講座を受講することにした。通学だと当然受講時間が限定されるので、自分のスケジュールに合わせて受講できる通信にしたのだ。

この通信講座のキットが段ボール箱で届き、開梱して内容を一通りチェックした後、「受講ガイド」に続いて「戦略立案編」を読んだ。

これがなかなか素晴らしい内容で感心した。

勉強の仕方だけでなく、記憶や体調管理、睡眠、心理面のアドバイスも多少の科学的な説明(ニューロンシナプス、陳述記憶、非陳述記憶、ツァイガルニク効果など)も加えて書かれていたのだ。

そして、ゴールである試験当日(本当は合格がゴールだが、試験以降は何もできない)に最高の力を出し切れるようにするという、まるで大会当日に照準を合わせたピーキングと同じ考えが記載されていた。覚えることが多い試験なので、(記憶した知識量の)ピークを維持できる期間はそんなに長くは続かない。試験日にピークの状態に持って行くような勉強のスケジュールは重要だというのには納得がいった。

 

クリック合戦?

宅建の試験は、例年10月の第3日曜日に実施されている。

ところが、昨年はコロナの影響で10月に加えて12月にも実施する措置で、受験者を分散させた。そして予想通り今年も同様に10月と12月の2回実施となった。12月までモチベーションを維持して勉強し続けるのも辛いので、10月に受験したい。

7月の申し込み時点では、どの会場が12月実施となるか分からなかったが(会場となるのは大学か民間のレンタル・カンファレンスルームが中心)、大学よりも民間のカンファレンスルームの方がコロナ禍でも実施できる可能性が高いと思い、その会場での受験をすべく7月1日の申し込み開始と同時にマラソン大会のエントリーで鍛えたスピードで申し込みを完了した。

 

通信講座のテキストと問題集に沿った講座の受講も終え、問題集は間違えた設問は繰り返し解き直しを行った。

覚えが悪いのか(年齢のせいも無いとはいえない)3周回位してやっと、外形が掴めてきたような気がする。

ここで、以前作ったノート(この時点で2回作っていた)とは別にもっと内容を絞って凝縮したノートを作り始めた。論点毎に極力一覧性のある表組みにまとめて行きたかったので、エクセルで作ったものをプリントアウトしてノートにしていった。

 

随分長くなってしまったので、ここから先は次回書くことにする。

 

*1:宅建業者の従業者は、指定された登録講習を受講し修了証を取得すると宅建の本試験全50問のうち5問が免除される。

*2:ちなみに前出の朝ドラ「モネ」でも、主人公は「あなたはテキストより講義の受講の方が向いている」と勧められて講座に通い飛躍的に実力を上げていたと思う。理解力が高い人はテキストで足りるのかもしれない。