東京ハーフマラソン / あと57.805km

GARMINのGPSランニングウォッチで走る50代マラソンランナーの雑記。サブ3、エイジレコードを維持するのが目標。

再始動〜レースレポのように(2)

前回からの続き。

 

2つ目の講座受講

通信講座も終えたが、まだ自信が持てるレベルにはなっていない。

そこで、勤め先の会社があっせんする資格試験予備校の「直前対策講義」という7回の講座も受けることにした。会社が指定する講座に関しては、合格すれば全額会社が負担してくれる(入社1年目に限っては合否に関わらず会社負担)。

この講座は通学で授けることにした。「直前対策講義」の名の通り、今年出題される可能性が高い論点を中心とした講義となっていて、試験までにやるべきことがかなり明確になってきた。

 

過去問の功罪

宅建試験は、過去に出題された問題も少し形を変えて(ほとんど同じ形のものも)繰り返し出題されるものも少なくない(とはいえ、出題範囲は多い)。

なので、過去問をやることはとても重要かつ有効な勉強だ。通信講座でやった問題集も、購入したテキスト対応の問題集も、過去問から構成されたものだ。

8月の終わりからは、直近12年間の過去問を本番と同じ制限時間で解いて行くことを始めた。この時、試験用に買った時計、CASIO STANDARD MW-2407BJF*1を使って時間を確認しながら解いた。時計の針を問題開始する時に12時ジャストにして、問題の区切り毎に掛かった時間を確認してメモした。そうすることで、大体どんなペースで解いて行けるかが掴めた。試験本番は13:10スタートだが、当日、時計を1時間10分遅れに合わせておくことで(つまり試験開始の13:10に12:00を指す)過去問をやっている時と同じ感覚で経過時間を確認できる*2

この12年間の過去問は1年分を除いては、全てその年の合格点を上回る回答をすることができ、これはかなり自信につながった。

その一方、この過去問に取り組む以前も違った形で何度も過去問を解いてきたので、既に問題と回答をある程度覚えてしまっている為に良い成績だったともいえる。

これに気付いたのは、過去問ではなく大手資格試験予備校のオリジナル予想問題集を解いた時だ。過去問で取れていた点数が取れないのだ。

今までとは別のもっと広範囲の過去問からセレクトされた問題集を買って*3、過去問を他の問い方で出題されても答えられるか、つまり問題の本質をちゃんと理解出来ているかを確認しながら、もう一度復習した。

 

全国公開模試

本試験の2週間前に公開模試を受験した。

大手の資格試験予備校が行うもので、複数の会場、日時から選んで受験できる。僕は本試験会場に近い場所で本試験と同じ時刻で行われるものを選び当日のシミュレーションも兼ねて受験することにした。

乗る電車や昼食をとる店(試験は13:10スタートで12:30までに入室)、昼食後から会場入りまで復習をする喫茶店を確認して模試を受験した。結果は目標より少しだけ低いものの合格ラインは超えているという成績だった。

 

ラストスパート

最後の一週間は、もう一度1000問の問題集と自作ノートで復習した。前日には出来ることは全てやったという気持ちになり、後は暗記事項のうち怪しい部分を集中的に覚えた。

 

当日

時間は少し早めだったが、模試でシミュレーションした通りの行程で移動、昼食を済ませて喫茶店に入った。予想はしていたが、それを超える数の「受験生」がそこで最後の足掻きをしていた。僕もその一人になって、ノートを読み返す。

試験会場に移動して席に着くこうと、自分の受験番号を座席表で探すと一番奥の列の一番前だった。申し込み時に大会エントリーのクリック合戦よろしく猛スピードで手続きしたので、きっとこの会場で一番早く申し込みを完了したのだろう。

 

試験の方は予定通りのペースで一度目の回答を終えて、あやふやな問題を考え直し、さらに全体を確認しながらマークシートにマークしていった。

さらにもう一度、すっきりしない問題をチェックした時に間違いに気付いて答えを修正した。

 

答え合わせ

試験を終えて家に向かう。

帰宅途中の電車の中で、いくつかの資格試験予備校の模範解答が公開され始めた。模範解答は一度に全50問分が発表されるものと思っていたが、そうではなく、解答が確認された問から順に公開されていった。

電車の中で自分の問題用紙に転記した解答と模範解答を見比べてチェックしてゆく。結局家に着くまでに全ての模範解答は出なかった。

夕飯を作りながら時々各校の模範解答をチェックした。夕食の準備が終わる頃には全ての模範解答が出揃ったので、じっくり複数校のものを確認しながら自分の答えをチェックした。点数は39点だった。試験の最後の見直しで、マークシートの答えと問題用紙に転記した答えは確認をしているので間違いはないものと思っている。

 

合格ラインと試験の余韻

自分の点数は分かったので、今度は合格ラインが何点かだ。

宅建の試験は予め何点で合格ということは決まっておらず、合格率が15~18%になる点数を合格ラインとしている。大体35点前後と言われていたものが、一昨年37点という過去最高点をマークし、昨年の10月試験では38点となった。この合格ラインについても、各学校や講師が試験問題や受講生の再現解答から類推して予想合格ラインを発表していいる。

こちらも、徐々に予想が出始めた。

最初は36,37点が多かった気がするが、後になるほど少し低い予想が多くなり、ほぼ出揃った時点では、35点が最も多く次いで36点、僅差で34点という状況だ。

takken-sokuhou.com

www.chintaikanrishi.com

なぜ、こんな合格ラインの予想がされているかというと、結果発表が12月1日と随分間が空くからだと思う。

「試験が終わった以上何もできないのだから、予想はあくまでも予想、一喜一憂せずに発表までは、今まで我慢してきたことをやったり、協力してくれた家族などの為に時間を使ったりしよう」…ということが言われたりする。

そんな中、「気にしてもしょうがないといっても、やっぱり気になりますよね。当然だと思うので、この際、その間のハラハラドキドキも楽しみましょう」…というご意見を書かれている講師の方?のブログをチラッと拝見して、「それが良いな」と思った。

こんなエントリーを書いているのも、真剣に取り組んできたことの余韻を「楽しんでいる」の一つだと思う。そういう意味でもマラソンのレースと通じるものがあると思うし、これが自分では(読み手にとっては違うと思うが)レースレポを書いているのと同じようなに感じる原因なのだろう。

でも、合格ラインの予想も既にほぼ出尽くした感じだし、僕もそろそろ一旦本当の結果が出るまでは、試験のことは頭の隅の方に移しておこうと思う。

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*1:いわゆる「チープカシオ」のひとつだ。実はその前にTAIMEXの同様の時計Easy Readerといのを買ったのだが、秒針の音が意外に大きく気になったのでCASIOを買い直した。

*2:過去問をやる時にいつも13:10から始める方法もあったが、12:00ジャストスタートの方が経過時間を掴みやすい

*3:9月下旬だったが、約150問×3分冊+555問+1000問の5冊を買って取り組んだ。