(前回:自宅~スタート前【板橋City マラソン レポート1】 - 50/50(「バーチャルマラソンランナーの走行記」改題))
スタートブロックについて、周りを見ると自分のようにビニールやカッパを着ている人はあまりいません。
元々、雨の降る予報ではないのでそんなものなのでしょう。
列に並んだ時には開会式の最初のメニュー、吹奏楽団の演奏は終わって土佐礼子さん達ゲストの紹介が始まっていました。
土佐さんはご挨拶の中で「風が強いですが、安心してください。追い風もあります。」とおっしゃっていました。
そう今のところ、おそらく往路のかなりの部分は追い風になると思います。
開会式は滞りなく進んで行きますが、とにかく寒い、早くスタートして欲しい。
時間が迫って来たからか、列が少し前の方にずれました。
この時、ふと違和感を感じました。
「あれ?ゼッケン“B”の人も結構紛れてるな」と。
さらに、周囲をよく見ると、皆んなBです。
紛れてるのは、自分だ!
Aブロックに並ぶべきところ、Bブロックに並んでしまっていました。
慌ててそのまま前の方に行こうとしてしまい、それじゃあただの割込みになることに気付き、一旦、ゲートからコース外に出てAブロックに移動しました。
Aブロックのエリアは、なんだかスペースに対して人が少ない感じで、皆んな余裕を持って立っています。
ズズッと前の方に詰めて行くこともなく、後から入って来た人が擦り抜けて前の方に行っても誰も気にしない感じ。
Aブロック、そこはギスギス感ゼロの余裕を持った大人のエリアでした。
そして、少し離れた所にいる知人と頭越しに交わされる会話がまた凄い。
「今日はキロ4で行きますよ、キロ4。ははは」
って、この時の「キロ4」はキロ4で頑張るのではなく、ゆっくりキロ4で走っちゃいますよ(本当はもっと早いペースで行くけどな)というニュアンスに聞こえます。
うわあ、前の方でスタートしたいが為に、自己申告タイムを盛り過ぎてしまい、とんでもないところに来てしまいました。<<反省ポイント2
神様、出場の皆様、ご迷惑なさい。
もう、しません。お許しください。
ただ、Aブロックにもバナナの仮装された方、スーツ姿の方、アトムみたいなビニールの被りものした方(今、思い出しましたが、昔、イッセー尾形さんが一人芝居でやってらしたアトムおじさんの頭だ)、などもいらっしゃいました。でも、そんな格好でも早く走っちゃうんだろうな。
スタート10分前くらいになった時だったでしょうか、少し日が出てきて、寒さが和らぎました。
途中で脱ぐのも手間でタイムロスになるので、被ったビニール袋を脱いで丸めて手に持ちました。近くの給水ポイントのゴミ箱に捨てるつもりです。
GARMINをランニングモードするとすぐに心拍系、GPSと続いて接続します。
そして、いよいよスタート!
先頭ブロックなのでとてもスムースにスタートしました。我先にという攻防もありません。
最前列の方はきっとダッシュ近いスタートでポジション確保をしているのだと思いますが、自分のいた四、五列目はそんなスピードではありませんでした。
さらに自分は周りに付いて行こうとはせずに抑えて走ります。
が、GARMINのペースを見ると、3:45とか出てしまってます。
慌ててさらにペースダウン。
3:55/4:00位でしばらく走ります。心拍数を確認すると167〜170bpm位で走れています。
やはり、追い風が助けてくれているようです。
コース横の応援の女性の髪が風になびく方向もそれを示しています。
本来なら、ネガティブスプリットで走りたいが、帰りは向かい風の可能性大なので、今日はポジティブになっても良いから、心拍数173bpmあたりまで、ペースでは3:55までは許容範囲で貯金を作ろうという作戦にした。<<反省ポイント3
これが、今回の最大のミスだったことは、この時はもちろん分かりませんでした。
最初の5kmのラップは19:43、1km毎の平均ペースは3:52/3:54/4:00/3:57/4:01でした(GARMIN)。
腕に付けたペースチャートでは、5kmのタイムは22:15の予定なのですでに2分半程の貯金を作ってしまっていました。
レース翌日の一昨日はカレンダー通り休日、保育園の友達家族も誘って午前中から近くの公園に行って遊びました。
池にはおたまじゃくしがウジャウジャ、
鴨が芝生の上を散歩し、
早咲きの桜も一本だけ咲いていました。
そして、娘は見事にお池に嵌まってさあ大変。
この日、3/21は結婚“式”記念日でもありました(結婚記念日は11/23で別です)。
乾杯の発声は、「3、2、1、 乾杯!」が決まりです。
レポート3に続く。