東京ハーフマラソン / あと57.805km

GARMINのGPSランニングウォッチで走る50代マラソンランナーの雑記。サブ3、エイジレコードを維持するのが目標。

二代目のGarmin? 2台目のGarmin。(後編)

前回の続き。

marathon.hatenablog.jp

 

故障したかと思ったGarmin ForeAthelete 920XTJが再起動でいとも呆気なく復活し、見送りとなったGarminの購入だが、もう一つ購入を考える理由があった。

 

先日久しぶりに自作のConnectIQデータ項目をアップデートしたのだが、この機会にもう少し機能追加したり別のアプリを作ったりしたいと思った。作るのが面白いからというのはもちろんだが、しばらく開発環境を使わなくなってしまうとConnectIQアプリの作り方をまた忘れてしまい、次に何かしようという時にまたもう一度操作を思い出しながらとなってしまうからという理由もある。

ということで、隙間時間でコツコツとプログラミングして行こうと思うが一つネックになるのが、僕が使っているForeAthelete 920XTJという機種だ。

レーニング、レースに使う分には申し分ないのだが、ConnectIQ対応機種の第一世代(ConnectIQ Ver.1.0。因みにForeAtheleteでいうと230,235,630,920,45が1.0、735が2.0、それ以降は3.0だ)の為、これに対応するアプリを作るのは制限が多いのだ。

そこで、ConnectIQ Ver.3.0の機種をテスト機を兼ねて購入することを考えてみた。

それなら中古で探すのはどうだろう?と、メルカリとヤフオクでめぼしいものはないかと探してみた。

 

CIQ3.0で比較的安価に手に入りそうなのはvivoactive3だったのだが、トレーニング画面の数など実際のランニングでも使うことを考えるとForeAthelete245の方が欲しくなってしまった。日本ではForeAtheleteだが、本国(というか日本以外?)ではForerunnerというくらいだ。断捨離で色々なものを売ったのもあって、vivo3より高いがFA245を探すことにした。

ヤフオクで、比較的安価ながら未使用品(箱の角が少し潰れているだけのようだ)を見つけ自分で上限と決めた価格を自動入札でオークション終了の10分ちょっと前に入れた。そして、そのまま入札額の更新がされずに落札できた。

深夜の落札だったが、翌々日には手元に届いた。

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ここが唯一のダメージ。 

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思っていたより小さい。

そして、軽い。

920を買った時に記事に「軽い」という印象を書いていたが、一体何と比較して感じたのだろう?920に慣れた僕にとっては、245はとても軽い。

その日は充電とセットアップ、ウォッチフェイスのインストールまでしておいた。

 

翌朝、早速245を付けて走ってみる。

せっかくなので、920と両方つけてデータを比較してみることにした。

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特に検証したいのは920とペアリングしている心拍計(胸バンドの電気式)と245の手首の光学式心拍計の差だ。

電気式は心拍の際に発生する微弱な電流を感知して計測する(=実際の拍動を捉えている)が、手首の光学式は緑の光を手首に当てて血液中のヘモグロビンに吸収されずに反射する量(ヘモグロビンは緑の光を吸収する率が高い)を測っている。心臓が収縮すると血中のヘモグロビンが増え、拡張すると減る。これで拍動を捉えるのが光学式で、計測を阻む要素が多く(汗、振動、手首との隙間等)、精度はどうしても電気式の方が高くなる。

これがどれ位の差として出てくるのかを確認し、把握しておきたかったのだ。

www.garmin.co.jp

 上の写真では左腕に両方をつけているが、これだと腕を振る度にGarmin同士がガチガチぶつかってしまうので920は右手に移した。

 

実際に走ってみると、心拍だけでなく距離も思ったより差が出てしまうことが分かった。17.01km走って0.11km差が出た。約0.647%だ(距離が伸びれば差は累積でさらに大きくなる?ので割合に意味はないが)。

左が245、右が920の計測だ。

245の方が距離を長く計測している。ただし、どちらが正確とも判断はできない。

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ボタンは同時に押せないので、スタートとゴールそれに途中の信号待ちの一時停止と再開では920→245の順に押している。

あとで気がついたが、245のGPSの設定がGPSGPS+みちびき)になっていたが、920はそれにGLONASSも入っていた。そこで翌日からは245もGLONASSを加えた設定にして走ってみたが、今度は逆に920が距離を長く計測し、その翌日(今朝)はまた245が長く計測するという結果になった。

民生品のGPSによる距離計測はそれ位の誤差があるものと思っておくことにした。

 

さて、比較検討の主題である心拍だが、次のような結果になった。

グラフ表示で重ねてみた。上が5/7、下が5/8のデータだ。

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平均心拍で初日は7bps、2日目は22bps、最大心拍で初日は17bps、2日目は33bps光学式の方が高く出た。グラフ化していないが3日目は平均で7bps光学式が高く、最大では1bps電気式の方が高かった。

3日とも差がほぼ同じであれば良いのだが、ばらつきがあるのでまだ評価しにくい。

当面は、2本をつけて走ることにしてみよう。

 

       ★

5/1-8/31でテネシー州横断1000KM

The Great Virtual Race Across Tennessee挑戦中

オークランドを越えたところだ。

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