東京ハーフマラソン / あと57.805km

GARMINのGPSランニングウォッチで走る50代マラソンランナーの雑記。サブ3、エイジレコードを維持するのが目標。

「男だろ!」に対する肯定意見の多さに驚く

昨日、ネットのニュースを見ていた時にこの記事が目に止まった。 

news.yahoo.co.jp

 

僕は箱根駅伝のテレビ中継はトータルで20分程度しか観ていなかったので、このシーンも観てはいないのだが、その後のネットの記事を読んで「今時?(こんな言葉を掛けてしまうのか)」と残念に思った。

 

ところが、この記事に付いたコメントを読んでいると圧倒的に「男だろ!」を肯定する意見が多いのに驚いた。大体次のような意見が多いように思った。

  1. 選手と監督の信頼関係の上で発せられる言葉に他人がとやかく言うことはない。
  2. スポーツの世界なんだからそれ位は普通だし、現にこれで選手自身が奮起して結果を出している。
  3. 男性の時だけこういう意見が出て女性にのみ特典があるようなことには何も言わない。
  4. 多様性を訴える人は、多様性を否定する意見を認めないのは矛盾だ。

1と2に関しては、メディアに流れることは自明のことだし(選手、チーム、学校もそれを歓迎していると思われる)、例え放送が無くとも、チーム内に「男だろ!」を不快に思う選手が全くいないとも限らない(そういう人はそもそも部に入らなければ良いというような意見もあったが、選択肢を奪うのも如何なものかと思う)。

3と4については、時々、そう思うケースもあるが(未だに映画館に「メンズ・デー」が無いのは何故かとか、多様性の重要性を正論だと信じたら他の意見は許容しない人いるよなとか)、今回のケースに当てはめるものではない気がする。展開されている主張が論点とずれているように思える。

 

確かにマラソンを走っていて、沿道からもらえる声援は力になるし、それが叱咤のようなものであっても力になることがあるのは想像できる。

ただ、今回の「男だろ!」は、自分も含めて不快と感じる人が少なからずいたのだから、今後は別の言葉を使うようにすれば良いだけだと思う。

「男だろ!」じゃなくちゃ駄目だっていう人はきっといないでしょ。

(そういう人もいると認めないと多様性を尊重していないのでは?というのは、上の4と同じでここでの論点ではない。)

 

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