東京ハーフマラソン / あと57.805km

GARMINのGPSランニングウォッチで走る50代マラソンランナーの雑記。サブ3、エイジレコードを維持するのが目標。

【速報】エア柴又 2021 Solo DNF

本日、「エア柴又 2021 Solo」に挑んで撃沈した。

毎日のランニング記録を書いているブログではないので書かずにおいても良いのだが、後々の為に書いておこう。

 

オリジナルの「エア柴又」はその名の通り「柴又100K」のエアレースで2015、2016をけんいちさんという方が、2017、2018はそれを引き継いでりょうたさんという方がが主催されたと認識している。

この大会はただ走るだけでなく、「オモロー写真」「GPSアート」「ザ・エイドめし」などのコンテストも含めたエンターテインメント性もある大会だった。僕も2017年の60Kの部にエントリーしていたのだが、体調が悪く走り出してすぐにDNFしてしまった。

おそらく2018年を最後に開催されていないと思うが正確なところは分からない。

 

今日僕が走った「エア柴又 2021 Solo」はその元祖?「エア柴又」とは関係なく、主催されたお二人にも了承を得ることなく勝手に開催させていただいた。大会名にSoloと付けた通り1人で勝手に走るだけなので良いだろう(そもそも元祖「エア柴又」も「柴又100K」を下敷きに作られたものだろうし)。

内容もコンテスト的要素はなく、ただ走っただけだ(1人なのでコンテストも何もないが)。

 

「柴又100K」は今日5/23(日)に開催予定だったが、11月に延期となった。*1

そこで代わりに「エア柴又Solo」をやることにした。

 

朝6時にスタートして、目標は9時間半にした。順調に行けば15時半にゴールして16時過ぎには家に帰れる。家族には「順調に行って5時半頃に帰れるかな?もっと遅くなるかもしれない」と余裕を持って伝えておいた。

 

最後のロング練習を参考に必要な補給食を2つに分けた。

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1つをリュックに入れてもう1つは50km地点のエイドステーション(コインパーキングに止めた車)にドロップバッグとして置いた。ここで前半で飲み切ったスポドリと水も補充する。

 

4時に起きて餅を食べ、支度をして家を出る。途中のコンビニでスポドリや水、おにぎり、アンパンなどを買ってスタート地点のコインパーキングへ。

家を出るまでにちょっともたついたので、6時ジャストには間に合わなかったが、6:08にスタート。

 

スタート前2度も小用を足していたのに、5km過ぎでもうトイレに行きたくなり、近いところを見つけてピットイン(休息約34秒)、さらに14km辺りでもう一度。そんなに水分取ってる訳じゃないのに何故だ?まあ、このコースは途中いくつか近接する公園などのトイレがあるので助かる。

途中で何故か右のこめかみの上辺りが痛んできた。偏頭痛持ちとかではないのだが、たまたま今朝車の中で聴いていたラジオで天気予報の最後に関東圏は頭痛などの天気痛に注意と言っていた(聞き流していたので正確ではないかも)ことを思い出した。気圧の影響か?そのうち治るだろうと走っていたがなかなか痛みが消えない。

ふと、痛い部分に手を当てるとキャップの上に掛けていたサングラスのツルが手に触れた。

「ひょっとして」

サングラスの位置を少し上にずらすとすぐに頭痛が消えていった。やれやれ。掛け方が悪くて(朝は日差しが弱かったので目には掛けていなかった)痛んだ(血行障害?)だけだった。

 

それ以降は順調に走っていたが、ちょっと気を抜くとペースが早まっていて1km毎のラップで「あ、早過ぎた」となることが度々あった。

そして、35km過ぎ辺りからだろうか、右脚の付け根が痛くなってきた。まだ40kmも行っていないのに、痛みが出るか。脚にサングラスはしていないので、何とか痛みが消えてくれることを祈りながら走る。

37、8kmで一旦ペースが維持出来なくなったものの42km位で復活した。

「これはエネルギー一旦切れたのが補給で回復したか?」と思ったものの45kmでまたダメになり足が動かなくなった。

そして、とうとう47km過ぎで歩いてしまった。

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50km過ぎのエイドステーション(車)で補給と30分以上の休息を取った。

シューズは迷った末にヴェイパーからより足の負担を和らげてくれそうなリアクトインフィニティランに替えて走り出してみた。

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走り出してすぐにシューズを替えたことを後悔した。ヴェイパーの推進力を再認識すると同時に着地感もヴェイパーの方がソフトだった。

2km弱走ってみたが、やはりペースは元に戻せそうにない。

52kmで諦めて時計を止めた。

川原に座ってstravaに簡単なコメントを書く。

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トボトボと車に戻るが、自分の気持ちとは裏腹に悔しいほど天気が良くて気持ちがいい。 

コンビニでおにぎりを買い足して、自販機でお茶も買って再度川の土手に腰掛けてこれを書いている。

 

やはりまだまウルトラを走れる足は出来ていない。目標タイムなんてものは(リアルでは制限時間があるのでそこは最低限必要だが)まずは完走してからだ。今年はこれからは一旦秋のマラソンにターゲットをシフトするが、またいつかちゃんとウルトラのトレーニングして完走する。

それまでは走り続けよう。

 

どうでも良いゼッケンの話

※この部分はほとんど事前に書いたもの。

「エア柴又」とは無関係と書いたが、唯一ゼッケンのデザインだけは元祖の要素をちょっとだけ入れさせていただいた部分がある。

 

エア柴又のゼッケンには何故か着物を着た男のイラストが付いていた(60Kは女だ)。これは何を意味しているのかずっと分からなかったのだが、今回少し検索して調べてみると、どうやら男は「色男の蹉跌」女は「侍従の君」だそうだ。

step-and-go.blog.jp

最初に始めたけんいちさんが書かれたものらしい。

そもそも「色男の蹉跌」って誰だ?と思ってさらに検索してみると、「今昔物語集」巻第三十第一話のことのようだ(人を指しているのではなく話だった)。

『今昔物語集』巻第三十より、「色男の蹉跌」

となると、この男は「兵衛佐の平定文」、女は「侍従の君」ということになる。そして、男が持っているものは…。

男女の正体は分かったが、柴又との関係は何なのだろう?

これは検索しても分からなかった。

きっと、けんいちさんが「色男の蹉跌」が好きだったんだろうという勝手な憶測で終わりにした。

 

で、エア柴又 2021 Soloのゼッケンだが、男のイラストを入れるということと、大会名のフォントのニュアンス(同じフォントを探す、あるいはトレースするなどはしていない)を採り入れてみた。ある意味オマージュ(便利な言葉だ。言い換えればパクリ)として。

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作りはしたものの、先にビニールを被せてしまいパンチの穴がうまく開かずに結局付けなかったゼッケン。

こういうどうでも良いことにエネルギーを注ぐ癖を止めることからスタートだな。

 

今日の収穫

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ガーミン焼け。

 

 

*1:実はこの延期が決まる前に娘の塾のZoomを使った講師と親子のミーティングが同日に入る予定になったので、「柴又100K」が予定通り開催されていたらDNSになるところだった。この時点で同週の水曜日に有給休暇を取って「エア柴又Solo」をやろうと画策していたのだが、直前で塾のミーティングが翌週になった為、今日「エア」をやることにした。